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気温18度の服装、メンズコーデの正解は?最高/最低気温別に失敗しない着こなしを徹底解説

気温18度の服装、メンズコーデの正解は?最高/最低気温別に失敗しない着こなしを徹底解説
気温18度の服装、メンズコーデの正解は?最高/最低気温別に失敗しない着こなしを徹底解説
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「今日の気温は18度。何を着ていけばいいんだろう…?」
季節の変わり目に、天気予報アプリとにらめっこしながら、クローゼットの前で頭を悩ませていませんか?

結論から言うと、気温18度は「最高気温」なのか「最低気温」なのかで、選ぶべき服装が全く異なります。 

このたった一つのポイントを押さえるだけで、日中は汗だくになったり、夕方から肌寒さに震えたりする失敗を劇的に減らすことができます。

最高気温18度なら軽めのアウターが、そして最低気温18度なら上質な長袖トップス一枚が、あなたのコーディネートの主役になるでしょう。

この記事では、データと多くの実例を基に、あなたの朝の服選びの悩みを根本から解消します。

この記事でわかること

  • 「最高/最低気温18度」それぞれに最適な服装と、すぐに真似できるコーデ例20選以上
  • 春秋の着回し力を最大化する、本当に買うべきマストバイ・アイテム3選
  • 意外とやりがち?気温18度の服装で周囲と差がつく、失敗しないための注意点

目次

まずは大前提!「最高気温18度」と「最低気温18度」は全くの別物

服装選びで最も重要な、しかし多くの人が見落としがちなのが、天気予報で見る「18度」が一日のうちで最も高くなる気温(最高気温)なのか、最も低くなる気温(最低気温)なのか、という点です。

私自身、このブログを始める前は、毎朝天気予報の“18度”という数字だけを見て服装を決めていました。

その結果、春先には日中に汗をかきながらジャケットを脱げずにいたり、秋口には夕方からの急な冷え込みに「何か羽織るものを持ってくればよかった…」と後悔したり、そんな失敗を数えきれないほど繰り返していました。

その経験から、時間帯による体感温度の違いと最適な服装の関係をデータで分析したのが、この解説の原点です。

この2つのシナリオを理解するだけで、あなたの服装選びの精度は劇的に向上します。

体感温度が全然違う!それぞれの季節と時間帯の特徴

最高気温18度の日は、主に春の3月〜4月や、秋の10月下旬〜11月頃に多く見られます。

この日の特徴は、朝晩の気温が10度前後まで冷え込み、日中にかけて18度まで上がるという、一日の中での寒暖差が大きいことです。

放射冷却が起こりやすい晴れた日ほど、この傾向は強まります。

つまり、朝の通勤・通学時には冬に近い防寒対策が必要ですが、日中はアウターが少し暑く感じることもある、という難しい一日なのです。

一方で、最低気温18度の日は、初夏の6月や初秋の9月頃に現れます。

これは、夜から朝方にかけての最も涼しい時間帯でも18度を下回らず、日中は25度を超える夏日になることを意味します。

一日を通して比較的温暖で、特に日中は半袖で過ごせるほどの陽気になります。

服装選びのポイントは、朝晩の快適さを保ちつつ、いかに日中の暑さを快適に乗り切るか、という点にシフトします。

【結論】この2つの服装選びのポイントを覚えよう

要点をまとめると、服装選びの戦略は以下のようになります。

  • 最高気温18度のキーワードは「重ね着(レイヤード)」
    • 朝晩の冷え込みに対応できる、着脱しやすい軽めのアウターが必須です。インナーは薄手のニットやTシャツで調整し、体温調節のしやすさを最優先に考えましょう。
  • 最低気温18度のキーワードは「軽快さと調整力」
    • 日中の暑さを考慮し、基本は長袖のシャツやカットソー1枚が快適です。汗ばむことを想定し、通気性の良い素材を選ぶのが吉。冷房対策や少し肌寒い時間帯のために、肩掛けできるような薄手の羽織ものがあると万全です。

【実践編】最高気温18度の日のメンズ服装・コーデ集

ここからは、より具体的に「最高気温18度」の日に活躍する服装とコーディネートを見ていきましょう。

このセクションの結論は、「品の良い軽アウターを主役に、インナーでさりげなく個性を出す」ことです。

オン・オフ問わず「ちゃんとして見える」服装が求められる方に最適なスタイルを提案します。

基本の考え方:日中は快適、朝晩の冷え込みに備える「軽アウター」が主役

最高気温18度の日は、日差しがあればポカポカと暖かく感じられますが、日陰に入ったり風が吹いたりすると、途端に肌寒く感じるのが特徴です。

そのため、コーディネートの主役は間違いなくアウターになります。

選ぶべきアウターは、冬用のヘビーなものではなく、あくまで軽快な印象を与えるものです。

ウールコートやダウンジャケットでは明らかに過剰防備。周囲から浮いて見えてしまうだけでなく、日中の電車内や室内では汗をかいてしまい、かえって体調を崩す原因にもなりかねません。

理想は、「朝の通勤時にしっかり体を守ってくれ、日中は手に持っても邪魔にならない」くらいのボリューム感のアイテムです。

インナーには、クルーネックのTシャツや薄手のハイゲージニットなどを合わせることで、アウターを脱いだ際にもシンプルで洗練された印象をキープできます。

これが正解!最高気温18度におすすめのアウター4選

では、具体的にどのようなアウターが最適なのでしょうか。

ここでは、きれいめからカジュアルまで、幅広いシーンで活躍する4つの鉄板アイテムを解説します。

  1. テーラードジャケット(きれいめ・オフィスカジュアル)
    羽織るだけで大人の品格と清潔感を演出できる、メンズファッションの基本アイテム。特に、鈴木さんのようなIT企業勤務の方のオフィスカジュアルには最適です。ウールやツイードのような冬素材ではなく、コットンやポリエステル混紡の、軽くてシワになりにくい素材を選ぶのがポイント。インナーにニットを合わせれば上品に、Tシャツを合わせれば程よくカジュアルダウンできます。
  2. マウンテンパーカー(カジュアル・アクティブ)
    機能性とファッション性を両立した、現代的なカジュアルスタイルの代表格。防風性に優れているため、風の強い日にも非常に頼りになります。黒やネイビー、ベージュといったベーシックカラーを選べば、子供っぽくならず、都会的で洗練された印象に。インナーはスウェットやパーカー、ボトムスはデニムやチノパンと相性抜群です。週末のカフェ巡りや少しアクティブに動きたい日にぴったり。
  3. デニムジャケット(王道カジュアル)
    長年愛される、アメカジの象徴的アイテム。着込むほどに体に馴染み、味が出てくるのが魅力です。注意点は、上下デニムの“デニムオンデニム”スタイル。難易度が高いため、初心者は黒のスラックスやチノパンなど、異素材のパンツを合わせるのが無難かつお洒落です。インナーに白Tシャツを合わせるだけで、爽やかでこなれた休日スタイルの完成です。
  4. 厚手のカーディガン(リラックス・きれいめ)
    ジャケットほどかしこまらず、パーカーよりも上品。そんな絶妙なバランス感を持つのがカーディガンです。特に、目の詰まったミラノリブや、少し厚手のコットン素材のものがおすすめ。Tシャツの上に羽織るだけで、リラックス感がありつつも、どこか知的な雰囲気を醸し出せます。ボタンを留めずにラフに着こなすのが今の気分です。

スタイリスト厳選!お手本メンズコーデ12選

言葉だけではイメージが湧きにくいかもしれません。

ここでは、上記4つのアウターを使った、すぐに真似できるコーディネート例を12パターンご紹介します。

最高気温18度のお手本メンズコーデ12選

【テーラードジャケット】

  1. 王道ビジカジスタイル: ネイビーのジャケットに白のハイゲージニット、グレーのスラックスを合わせた鉄板コーデ。
  2. きれいめカジュアル: ベージュのジャケットのインナーにボーダーTシャツを合わせ、黒のスキニーパンツで引き締めたスタイル。
  3. 上級者の色使い: オリーブのジャケットに白Tシャツ、オフホワイトのパンツを合わせた、アースカラーの上品な組み合わせ。

【マウンテンパーカー】
4. 都会的アウトドアMIX: 黒のマウンテンパーカーにグレーのスウェット、細身のカーゴパンツを合わせたモノトーンスタイル。
5. 爽やかスポーティ: ベージュのマウンテンパーカーに白のロゴT、色落ちしたジーンズを合わせた軽快なコーデ。
6. 雨の日もOK: 防水性のあるネイビーのマウンテンパーカーに、速乾性のあるジョガーパンツとスニーカーを合わせた機能的スタイル。

【デニムジャケット】
7. 永遠の定番スタイル: インディゴのデニムジャケットに白の無地Tシャツ、黒のスラックスを合わせた究極のシンプルコーデ。
8. 大人のアメカジ: ややゆったりしたデニムジャケットに、グレーのパーカーを重ね着し、ベージュのチノパンを合わせたスタイル。
9. クリーンな印象: ホワイトデニムのジャケットに、ネイビーのニットとスラックスを合わせた、清潔感あふれるコーデ。

【厚手のカーディガン】
10. 知的リラックス: チャコールグレーのショールカラーカーディガンに、ブルーのストライプシャツ、濃紺のジーンズを合わせたスタイル。
11. ミニマル・シック: 黒のVネックカーディガンのボタンを全て留め、一枚のセーターのように着こなし、ワイドなグレーパンツを合わせたモードなコーデ。
12. 親しみやすい休日コーデ: ブラウンのケーブル編みカーディガンに、白Tシャツとコーデュロイパンツを合わせた暖かみのあるスタイル。

【シーン別】オン・オフ着回せるコーデ術

平日と休日の両方で活躍するアイテムを求める方は多いでしょう。

ここでは、シーン別の着こなしポイントを解説します。

  • オフィスカジュアル
    このシーンの主役は、やはりテーラードジャケットです。インナーをTシャツから襟付きのシャツやポロシャツ、ハイゲージのニットに変えるだけで、よりフォーマル度が上がります。パンツはスラックスやチノパンが基本。靴は革靴か、きれいめなレザースニーカーを選ぶと、全体の印象が引き締まります。
  • 休日のきれいめコーデ
    友人とのランチやデートなど、少しお洒落をしたい休日には、厚手のカーディガンクリーンな印象のジャケットが活躍します。決めすぎにならないよう、インナーはリラックス感のあるTシャツやバンドカラーシャツ、足元は上品なスニーカーで「抜け感」を作るのがポイントです。
  • アクティブな日
    公園での散歩や少し遠出をするような日には、動きやすさと機能性を重視したマウンテンパーカーが最適です。急な天候の変化にも対応しやすく、汚れも気にせず活動できます。インナーはスウェット、パンツはストレッチの効いたデニムやジョガーパンツを選ぶと、一日中快適に過ごせます。

【実践編】最低気温18度の日のメンズ服装・コーデ集

続いて、日中は汗ばむほどの陽気となる「最低気温18度」の日に最適な服装を見ていきましょう。

このセクションの結論は、「上質な長袖トップスを主役に、素材感とシルエットで差をつける」ことです。

アウターなしでも様になり、暑くなれば腕まくりなどで簡単に調整できる、スマートな着こなしが鍵となります。

 基本の考え方:日中の汗ばむ陽気に備える「長袖トップス1枚 or 半袖+軽いはおり」

最低気温が18度ということは、日中は25度を超える夏日になる可能性が非常に高いです。

朝の涼しさに合わせて厚着をしてしまうと、昼間の移動時や室内で必ず後悔することになります。

したがって、基本戦略は「長袖トップスを1枚で着る」こと。これなら、朝晩は快適に過ごせ、日中暑くなってきたら袖をまくるだけで簡単に体温調節が可能です。

あるいは、「半袖Tシャツに、ごく薄手のシャツやカーディガンを羽織る」というスタイルも有効です。

この場合、日中は羽織ものを脱いで手に持ったり、肩にかけたり、バッグにしまったりと、柔軟に対応できます。

重要なのは、主役となるトップスの素材感とシルエットです。

アウターでごまかしが効かない分、トップス1枚でも安っぽく見えない、上質なアイテムを選ぶことが、大人のお洒落には不可欠です。

メインで活躍!最低気温18度におすすめのトップス3選

1枚で着てサマになる、この時期に最適なトップスを3種類厳選しました。

  1. 長袖シャツ(きれいめ・カジュアル両対応)
    メンズファッションの万能選手。特に、洗いざらしの風合いが魅力のオックスフォードシャツや、程よい光沢が上品なブロードシャツがおすすめです。ジャストサイズを選べばきれいめに、少しゆったりしたサイズを選べばリラックスしたカジュアルな印象になります。白やサックスブルーといった定番色は、どんなパンツにも合うので最低1枚は持っておきたいアイテムです。
  2. ロンT・カットソー(カジュアルの基本)
    最も気軽に着られるアイテムですが、だからこそ質にこだわりたいのがロンTです。ペラペラな生地ではなく、少し厚手でハリのあるヘビーウェイトコットンのものを選ぶと、体のラインを拾いすぎず、1枚で着ても貧相に見えません。胸ポケット付きや、裾がラウンドカットされたデザインなど、ディテールにこだわると、よりお洒落に見えます。
  3. ハイゲージニット(上品な印象)
    「ニット」というと秋冬のイメージが強いかもしれませんが、コットンやウールの中でも特に細い糸で編まれたハイゲージニット(ファインゲージニットとも呼ばれる)は、春や秋に最適なアイテムです。Tシャツのような気軽さがありながら、ニット特有の品格と柔らかい表情をプラスできます。クルーネックならカジュアルに、モックネックならよりモダンで洗練された印象を与えます。

スタイリスト厳選!お手本メンズコーデ12選

これらのトップスを主役にした、具体的なコーディネートを見ていきましょう。

最低気温18度のお手本メンズコーデ12選

【長袖シャツ】

  1. 王道きれいめスタイル: 白のオックスフォードシャツの袖を無造作にまくり、ベージュのチノパンとローファーを合わせたフレンチシックなコーデ。
  2. リラックス・カジュアル: ゆったりしたストライプ柄のシャツに、ワイドな黒のパンツとサンダルを合わせた、リラックス感のある休日スタイル。
  3. シャツを羽織りとして: 白Tシャツの上に、オリーブ色のミリタリーシャツをジャケットのように羽織り、濃紺のジーンズを合わせたコーデ。
  4. モダンなワントーン: 全身をチャコールグレーで統一。シャツとパンツの色味を微妙に変えることで、のっぺりしない上級者スタイル。

【ロンT・カットソー】
5. 究極のシンプルコーデ: 上質な白のヘビーウェイトロンTに、インディゴのジーンズ、白のレザースニーカーを合わせた、清潔感の極みのようなスタイル。
6. トレンド感のある着こなし: くすみカラー(トープやセージグリーン)のロンTに、黒のスラックスとダッドスニーカーを合わせた今っぽいコーデ。
7. ボーダー柄でアクセント: 定番のボーダー柄カットソーを主役に、ネイビーのイージーパンツを合わせたマリンテイストの爽やかなスタイル。
8. レイヤードテクニック: ロンTの裾から、インナーに着た白いTシャツを少しだけ覗かせることで、コーディネートに奥行きを出すテクニック。

【ハイゲージニット】
9. 上品な大人カジュアル: ネイビーのコットンニットに、グレーのチェック柄スラックスを合わせた、知的で品の良いスタイル。
10. 休日のリラックスコーデ: 明るいベージュのクルーネックニットに、オフホワイトのパンツを合わせた、柔らかな印象のワントーンコーデ。
11. 色で遊ぶ: マスタードイエローやテラコッタなど、秋らしい色のニットを主役に、他のアイテムを黒で統一したメリハリのあるコーデ。
12. カーディガンを肩掛け: 白Tシャツとジーンズのシンプルなスタイルに、黒のハイゲージカーディガンを肩掛けするだけで、一気にお洒落度がアップ。

「暑いかも…」そんな日のための“調整できる”服装のコツ

最低気温18度の日は、日中の暑さ対策が快適さを左右します。

「この時期、私が個人的に最も重宝するのが、プロデューサー巻き(肩掛け)できる薄手のカーディガンやシャツです。日中はTシャツ1枚で過ごし、夕方少し肌寒くなってきたら羽織る。室内に入って冷房が効きすぎている時にもさっと使えるので、本当にお守りのような存在です。荷物にもならず、アクセサリー感覚でコーディネートのアクセントにもなるので、ぜひ試してみてください。」

他にも、「袖をまくる(ロールアップ)」は最も手軽で効果的なテクニックです。

ただ無造作にまくるのではなく、袖口のボタンを外し、カフス幅の2倍くらいを一度大きく折り返し、そこからさらに半分折り返してカフスを少し見せる「ミラノまくり」をすると、こなれた印象になります。


【着回し最大化】気温18度の時期に本当に使えるマストバイ・アイテム3選

季節の変わり目は、着られる期間が短い服をたくさん買うよりも、本当に使えるアイテムを厳選して着回す方が、経済的かつスマートです。

ここでは、ペルソナである鈴木さんの「コスパ良く着回したい」というニーズに応えるため、「暮らしの処方箋」管理人の視点で、最高/最低気温18度の両方のシーンで大活躍する、究極の着回しアイテムを3つだけご紹介します。

① きれいめ薄手ニット(インナーにも主役にも)

上質でシンプルな、薄手のハイゲージニットは最強の着回しアイテムです。

ウール100%よりも、コットンベースや、少し機能性素材(ポリエステルなど)が混紡されたものを選ぶと、家庭で洗濯しやすく、長いシーズン着用できます。

  • 最高気温18度の日: ジャケットやカーディガンのインナーとして着用。Tシャツよりも品が良く、オフィスカジュアルにも対応できます。
  • 最低気温18度の日: これ一枚を主役として着用。美しいドレープと光沢が、アウターなしでも上品な印象を約束します。

色は、黒、ネイビー、チャコールグレーといったベーシックカラーが最も着回しが効きます。

② バンドカラーシャツ(1枚でも、はおりでも)

通常の襟付きシャツよりも、首元がすっきりしてリラックスした印象を与えるバンドカラーシャツ。

この「決めすぎていない」感じが、現代のファッションに非常にマッチします。

  • 最高気温18度の日: ニットやスウェットのインナーとして着用し、首元から少しだけバンドカラーを覗かせると、洒落たレイヤードスタイルが完成します。
  • 最低気温18度の日: Tシャツの上にさっと羽織るだけで、軽やかなジャケットのような役割を果たします。ボタンを留めて一枚で着ても、もちろん様になります。

素材は、洗いざらしで着られるオックスフォードやブロードがおすすめです。

③ 黒のスラックス(オン・オフ万能)

カジュアルなパンツの代表格であるジーンズやチノパンも良いですが、一本持っておくとコーディネートの幅が劇的に広がるのが、美しいシルエットの黒のスラックスです。

  • オン(きれいめ)スタイル: ジャケットやシャツと合わせれば、瞬時にオフィスカジュアルが完成。
  • オフ(カジュアル)スタイル: Tシャツ、パーカー、デニムジャケットなど、どんなカジュアルなトップスと合わせても、このパンツが全体を程よく引き締め、「大人カジュアル」な印象に格上げしてくれます。

選ぶべきは、ウール素材のかっちりしたものではなく、ストレッチが効いていて、少しテーパード(裾に向かって細くなる)がかかったシルエットのもの。

シワになりにくく、履き心地も快適です。

上記3アイテムを組み合わせた着回しパターン3例
  1. パターンA: 黒のスラックス + きれいめ薄手ニット
  2. パターンB: 黒のスラックス + バンドカラーシャツ
  3. パターンC: 黒のスラックス + きれいめ薄手ニット + バンドカラーシャツ(羽織りとして)

【応用編】周りと差がつく!気温18度コーデのアップデート術

基本を押さえたら、次はもう一歩進んで、周りと差がつく着こなしのコツを見ていきましょう。

ほんの少しの知識で、あなたのコーディネートはさらに洗練されます。

【年代別】20代・30代・40代の着こなしポイント

同じ気温18度の服装でも、年代によって意識すべきポイントは少し異なります。

  • 20代: 少しトレンドを意識したシルエットやアイテムを取り入れるのがおすすめです。例えば、アウターやパンツを少しオーバーサイズにしてみたり、インナーにロゴTシャツや鮮やかな色のアイテムを使ってみたり。マウンテンパーカーのようなスポーティーなアイテムもよく似合います。
  • 30代: トレンドとベーシックのバランスが重要になる年代。20代の頃のようなカジュアル一辺倒ではなく、ジャケットやニット、スラックスといったきれいめアイテムをコーディネートの軸に据えることを意識しましょう。素材の質にも少しこだわり始めると、ぐっと大人な印象になります。
  • 40代: 素材の上質さと、清潔感が何よりも重要です。高価なものである必要はありませんが、Tシャツ一枚でもヨレていないか、シャツにシワがないかなど、細部への気配りが大切。ジャストサイズを基本とし、色使いはネイビー、グレー、ベージュ、白といったベーシックカラーを中心にまとめると、落ち着いた大人の品格が漂います。

意外と困る「雨の日」の服装はどうする?

気温18度で雨が降ると、湿度が高くジメジメする一方で、体感温度はぐっと下がります。

こんな日に最も頼りになるのが、防水・撥水性のあるアウターです。

マウンテンパーカーや、最近ではビジネスシーンでも使えるきれいめなデザインのナイロン製コート(ステンカラーコートなど)がおすすめです。

これらのアイテムは水を弾くだけでなく、風も通しにくいため、体温の低下を防いでくれます。

ボトムスは、濡れると乾きにくいコットン製のパンツ(ジーンズやチノパン)は避け、化学繊維(ポリエステルやナイロン)ベースのパンツを選ぶのが賢明です。

靴も、水が染み込みやすい革靴やキャンバススニーカーではなく、防水スプレーをかけた合成皮革のスニーカーや、ゴアテックス素材のシューズを選ぶと、一日中快適に過ごせます。

小物はどうする?靴・バッグの選び方

服装全体のお洒落度を左右するのが、靴やバッグといった小物です。

  • : きれいめなスタイルには、ローファーシンプルなレザースニーカーが鉄板です。カジュアルなスタイルには、定番のキャンバススニーカーも良いですが、少しボリュームのあるランニング系のスニーカーを合わせると、トレンド感がプラスされます。
  • バッグ: オフィスカジュアルなら、PCや書類が入るレザートートや、機能的なナイロン製のブリーフケースが基本。休日なら、手ぶらで動けるサコッシュボディバッグ、あるいはリラックス感のあるキャンバストートなどがコーディネートに馴染みます。

服装と小物のテイスト(きれいめ or カジュアル)を揃えることを意識するだけで、全体の統一感が格段にアップします。


気温18度の服装に関するFAQ

最後に、この時期の服装に関してよく寄せられる、細かいけれど重要な質問にお答えします。

インナーは何を着るのが正解?

吸湿性と肌触りの良い、綿(コットン)素材のTシャツが基本です。

特に、日中と朝晩の寒暖差が大きい最高気温18度の日は、汗をかいても快適さを保てるインナーが重要になります。

化学繊維100%のインナーは、汗を吸いにくく、汗冷えの原因になることがあるため注意が必要です。

見えない部分ですが、白やグレーの無地で、首元がヨレていない清潔感のあるものを選びましょう。

半袖Tシャツはまだ早い?/もう寒い?

最低気温18度の日であれば、日中は半袖Tシャツ1枚で快適に過ごせます。

ただし、朝晩や室内での冷房対策として、薄手のシャツやカーディガンを羽織りものとして持っていくことを強くおすすめします。

最高気温18度の日に、日中も半袖1枚で過ごすのは少し肌寒いと感じる方が多いでしょう。

アウターを羽織る前提であれば問題ありません。

厚手のパーカーやコートは暑すぎる?

はい、ほとんどの場合で暑すぎると感じるでしょう。

特に、裏起毛の厚手のパーカーや、冬物のウールコート、ダウンジャケットは、気温18度の環境下ではオーバースペックです。

電車の中や商業施設など、暖房が効いている場所では汗だくになってしまいます。

どうしても着たい場合は、インナーを半袖Tシャツにするなど、最大限の調整が必要です。

服装選びに失敗しないための最終チェックポイントは?

家を出る前に、天気予報で「最高/最低気温」に加えて「降水確率」と「風速」も確認することです。

同じ気温でも、雨が降れば体感温度は下がりますし、風速1m/sで体感温度は約1度下がると言われています。

特に、風が強い日は、マウンテンパーカーのような防風性のあるアウターが非常に役立ちます。

この3つの指標を確認する習慣をつけるだけで、服装選びの失敗はほぼなくなります。


まとめ:気温の変化を味方につけて、春秋のおしゃれを楽しもう

今回は、複雑で悩ましい「気温18度」のメンズファッションについて、徹底的に解説しました。

もう一度、最も重要なポイントを振り返りましょう。

全ては、「最高気温」なのか「最低気温」なのかを見極めることから始まります。

気温18度の服装 最終チェックリスト

スクロールできます
チェック項目最高気温18度 (春・秋)最低気温18度 (初夏・初秋)
主役アイテム軽めのアウター (ジャケット、パーカー等)長袖トップス (シャツ、ロンT、薄手ニット)
インナーTシャツ、薄手ニット機能性インナー、Tシャツ
調整アイテム不要(アウターで調整)薄手の羽織もの(シャツ、カーディガン)
意識すること朝晩の冷え込みに備える日中の暑さを乗り切る

季節の変わり目は、一年で最もお洒落が楽しい時期でもあります。

重ね着をしたり、様々な素材を組み合わせたりと、コーディネートの幅が広がるからです。

この記事を参考に、あなたのクローゼットにあるアイテムを見直してみてください。

もし新しいアイテムを買い足すなら、記事で紹介した、どちらの気温シナリオでも活躍する着回しの効くアイテムがおすすめです。

この記事が、あなたの毎朝の服装選びの「処方箋」となれば、これほど嬉しいことはありません。

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