大人っぽいLINEアイコンは、少しのコツで誰でも簡単に見つけられます。
この記事では、あなたの印象を格上げするおしゃれな画像のアイデアから、無料で使える素材サイト、差がつく加工テクニックまで、具体的な方法を網羅的に解説します。
- すぐに使える、大人っぽくおしゃれなLINEアイコンのアイデア30選
- 著作権も安心！おすすめの無料画像サイトと加工アプリ
- ダサいと思われないための、アイコン選びのNGポイント
なぜ今、LINEアイコンの見直しが重要？印象を左右する小さな自分らしさ
「たかがアイコン、されどアイコン」。
皆さんは、ご自身のLINEアイコンにどれくらい満足していますか？
もしかしたら、学生時代から何となく同じものを使っていたり、とりあえず設定したままだったりするかもしれませんね。
私も社会人になりたての頃、アイコン一つで相手に与える印象が変わることを痛感した経験があります。
仕事関係の人とも繋がる今、LINEアイコンはもはや「小さなデジタル名刺」のようなもの。
自分らしさと相手に与えたい好印象を両立させることが、心地よい人間関係を築くための、ささやかだけれど大切な第一歩になるんです。
このセクションでは、まず「なぜ今、LINEアイコンを見直すことが大切なのか」という、その理由からお話しさせてください。
仕事とプライベート、見られているのは「アイコン」
LINEは今や、親しい友人とのやり取りだけでなく、会社の同僚や先輩、時には取引先との連絡にも使うコミュニケーションツールとなりました。
そんな中で、あなたの印象を最初に伝えるのが、丸い枠の中に表示されるアイコン画像です。
トーク画面を開いたとき、通知が来たとき、グループメンバーの一覧を見たとき、相手は必ずあなたのアイコンを目にしています。
それがもし、学生気分の抜けない少し派手な画像だったら、どう思われるでしょうか。
もちろん、個人の自由ではありますが、「TPOをわきまえられないのかな？」と無意識にマイナスの印象を与えてしまう可能性もゼロではありません。
プライベートと仕事の境界線が曖昧になった現代だからこそ、アイコンは「どんな自分でありたいか」を表現する重要な要素になっているのです。
「大人っぽい」＝「自分を大切にしている」というメッセージ
この記事で何度も出てくる「大人っぽい」という言葉。
これは単に「年相応」という意味だけではありません。
私が考える「大人っぽい」とは、「自分を客観的に理解し、大切にしている」という姿勢の表れです。
自分の好きなもの、心地よいと感じる世界観を理解し、それを洗練された形で表現できること。
それは、丁寧な暮らしを心がけることに似ています。
お気に入りのカップでコーヒーを飲むように、お気に入りのアイコンを自分の「顔」として設定する。
その小さなこだわりが、あなたという人間の深みや奥行きを、言葉以上に伝えてくれるのです。
この記事を読めば、アイコン選びの”軸”が見つかる
とはいえ、「じゃあ、どんな画像にすればいいの？」と悩んでしまいますよね。
ご安心ください。
この記事を最後まで読めば、あなたの中に「自分らしいアイコン選びの軸」がきっと見つかります。
たくさんの画像サンプルの中から、あなたの心に響くデザインが必ずあるはず。
そして、それをどうやって手に入れ、どうすればもっと素敵に見せられるのか、その具体的な方法もすべてお伝えします。
さあ、あなただけの「大人っぽい」「おしゃれ」なアイコンを見つける旅を、ここから一緒に始めましょう。
もう迷わない！大人女子におすすめのLINEアイコンアイデア集
ここからは、皆さんが最も知りたいであろう、具体的なアイコンのアイデアをたっぷりとご紹介します。
「これ、いいな」と思えるものがきっと見つかるはず。
テキストは最小限に、たくさんの画像サンプルをイメージしながら読み進めてみてくださいね。
定番人気｜ナチュラル系
まずは、誰からも好印象を持たれやすい、シンプルでナチュラルな雰囲気のアイデアから。
優しい雰囲気や、丁寧な暮らしの印象を与えたい方におすすめです。
透明感あふれる「お花・植物」
お花やグリーンの画像は、アイコンの定番でありながら、根強い人気を誇ります。
ポイントは、花束のようなカラフルで盛りだくさんなものではなく、一輪挿しの花や、葉っぱの瑞々しいクローズアップなど、シンプルな構図を選ぶこと。
そうすることで、洗練された大人っぽい雰囲気がぐっと増します。
白い壁を背景にしたり、ガラスの瓶に生けたりすると、透明感や清潔感が際立ちますよ。
ご自身で育てている植物や、散歩の途中で見つけた可憐な野の花を撮影するのも素敵ですね。
情景が浮かぶ「風景・空」
旅先で出会った美しい風景や、何気ない日常で心惹かれた空の写真も、素敵なアイコンになります。
ここでのコツは、「どこに行ったか」を説明するための観光地の看板が入ったような写真ではなく、あなた自身の感情が動いた瞬間を切り取ること。
例えば、夕焼けに染まる空のグラデーション、雨上がりの濡れたアスファルトに映る光、木漏れ日が揺れる森の中など。
そうした情景は、あなたの人柄や世界観を雄弁に物語ってくれます。
顔を出すのは気恥ずかしいけれど、自分らしさを表現したい、という方にぴったりのアイデアです。
日常が映える「カフェ・本」
お気に入りのカフェで過ごす時間や、読みかけの本とコーヒーカップが置かれたテーブル。
そんな日常の一コマも、切り取り方次第でとてもおしゃれなアイコンになります。
このタイプの画像が与えるのは、「知性」や「落ち着き」、「自分の時間を大切にしている」といった印象です。
ここでもシンプルさが鍵。
テーブルの上がごちゃごちゃしていると生活感が出てしまうので、主役となるアイテム（本やカップなど）以外はなるべくフレームから外すように意識してみましょう。
洋書やデザインの素敵な雑誌を小道具にするのも、簡単におしゃれ感をアップさせるテクニックです。
個性を出すなら｜パーソナル系
次にご紹介するのは、もう少しだけ「自分自身」の存在を感じさせるアイデアです。
顔をはっきりと見せるわけではないので、プライバシーを守りつつも、あなたの個性をさりげなく表現できます。
雰囲気で魅せる「後ろ姿・横顔」
これは、大人っぽいアイコンとして非常に人気の高い手法です。
顔の表情が見えないことで、見る人の想像力をかき立て、「どんな人なんだろう？」という興味を引くことができます。
美術館で絵画を眺めている後ろ姿や、カフェの窓際で外を眺めている横顔、美しい風景の中に佇むシルエットなど、シチュエーションは様々。
ファッションや髪型といった要素で自分らしさを表現できるのも魅力です。
お友達に撮ってもらう際は、「アイコンに使いたいから、顔が映らないように撮って」とお願いしてみると良いでしょう。
大切な存在「ペット・愛用品」
あなたが愛情を注いでいるペットや、長年大切に使っている愛用品をアイコンにするのも、温かみがあって素敵です。
ペットの写真を選ぶ際は、真正面からの証明写真のようなものではなく、寝ている時の無防備な顔や、特徴的なパーツ（例えば、猫の肉球や犬の鼻など）のクローズアップがおすすめ。
愛用品であれば、万年筆やカメラ、お気に入りのアクセサリーなどが考えられますね。
それらは、あなたの趣味や価値観を代弁してくれる存在。
同じものが好きな人との、会話のきっかけにもなるかもしれません。
さりげない「手元・足元」
「手元」や「足元」は、意外と個性が表れるパーツです。
お気に入りのネイルをした手元、読んでいる本とマグカップを一緒に写した手元。
あるいは、お気に入りの靴を履いた足元、旅先の地面とスニーカーを一緒に写した足元。
顔を出すのに抵抗がある方でも、これなら気軽に試せるのではないでしょうか。
アクセサリーや時計、靴下の色などでさりげなく季節感や好みを表現できる、上級者向けのテクニックです。
センスが光る｜イラスト・アート系
写真は少し気恥ずかしい、もっと匿名性を高くしたい、という方にはイラストやアート系の画像がおすすめです。
自分の世界観をより直接的に、そしておしゃれに表現することができます。
シンプルで使いやすい「線画イラスト」
近年、特に人気なのが、シンプルな線で描かれたイラストです。
顔のない人物のイラストや、動植物、持ち物などがミニマルな線で表現されたものは、どんな場面でも使いやすく、非常に洗練された印象を与えます。
後ほどご紹介するフリー素材サイトでも、質の高い線画イラストがたくさん見つかります。
「自分だけのものが欲しい！」という方は、クリエイターに有料で依頼して、自分の写真を基に線画イラストを描いてもらう「似顔絵オーダー」も人気ですよ。
抽象的でミステリアスな「アート作品」
好きな画家のアート作品や、抽象的なグラフィックデザインをアイコンにするのも、知的でミステリアスな雰囲気を醸し出せます。
特定のアート作品を選ぶことで、あなたの美的センスや興味の方向性を示すことができます。
ただし、ここで非常に重要なのが著作権です。
作者の死後一定期間が経過し、パブリックドメイン（公有）となっている作品を選ぶか、フリー素材として提供されているグラフィックを利用するようにしましょう。
安易にインターネットで拾ってきた画像を使うのは絶対に避けるべきです。
自分の「好きなもの」をシンボルに
あなたの「好き」を象徴するものを、デザイン的にアイコンにするのもユニークで素敵です。
例えば、コーヒーが好きならコーヒー豆のイラスト、音楽が好きならヘッドフォンのマーク、映画が好きならカチンコのデザインなど。
これは、あなたのパーソナリティを最もシンプルに、かつ力強く伝える方法の一つです。
共通の趣味を持つ人から話しかけられるきっかけにもなりやすく、コミュニケーションを豊かにしてくれます。
ちょっとの工夫で差がつく！おしゃれ度を上げる「ひと手間」テクニック
素敵な画像のアイデアが見つかったら、次はそれをさらに魅力的に見せるための「ひと手間」を加えてみましょう。
ほんの少しの工夫で、アイコンのおしゃれ度は格段にアップします。
ここでは、プロのような専門知識がなくても、誰でも簡単に真似できるポイントを3つの視点から解説します。
写真撮影のコツ
もしご自身でアイコン用の写真を撮るなら、以下の3つのポイントを意識するだけで、見違えるほど垢抜けた一枚になりますよ。
「余白」を意識して抜け感を出す
大人っぽい写真に共通するのは、「余地」や「抜け感」です。
画面いっぱいに被写体を配置するのではなく、あえて周囲に空間（余白）を作ることを意識してみてください。
例えば、カフェのテーブルを撮るなら、カップだけをアップで撮るのではなく、テーブルの木目や空間が広く映るように少し引いて撮る。
それだけで、写真に奥行きと落ち着きが生まれ、見る人にリラックスした印象を与えます。
シンプルな構図は、洗練された雰囲気作りの基本です。
「光」を味方につける（自然光がベスト）
写真は「光の芸術」と言われるほど、光の捉え方が重要です。
最もおすすめなのは、窓際から差し込むような柔らかい「自然光」。
自然光の下で撮った写真は、モノを立体的に、そして色を自然に見せてくれます。
特に、午前中の早い時間帯や、夕方の「マジックアワー」と呼ばれる時間帯の光は、ドラマチックで美しい雰囲気を作り出してくれます。
逆に、スマートフォンのフラッシュを直接当てるのは、被写体がのっぺりと平面的に見えてしまうため、避けるのが無難です。
色味を3色以内に抑えて統一感を
画面の中にごちゃごちゃとたくさんの色があると、まとまりがなく、子供っぽい印象を与えがちです。
おしゃれな雰囲気を目指すなら、画像の中に使われている色を、意識的に「3色以内」に絞ってみましょう。
例えば、「白・黒・ベージュ」や「青・白・グレー」のように、ベースとなる色を決めて構図を考えると、全体に統一感が生まれます。
ファッションのコーディネートと同じですね。
使う色を絞ることで、それぞれの色が持つ美しさが際立ち、デザイン性の高い一枚に仕上がります。
画像加工のコツ
撮影した写真や、ダウンロードした素材に最後の仕上げを施すのが「加工」の工程です。
やりすぎは禁物ですが、効果的な加工は画像の魅力を最大限に引き出してくれます。
彩度を少し下げて落ち着いた印象に
彩度とは、色の鮮やかさの度合いのことです。
この彩度を少しだけ下げて、色味をくすませる（フェード感を出す）と、一気に大人っぽく落ち着いた印象になります。
ビビッドで鮮やかな色合いは、元気でポップな印象を与える一方、少し子供っぽく見えてしまうことも。
多くの加工アプリには「彩度」や「自然な彩度」を調整する機能があるので、スライダーを少し左に動かして、好みの色合いを探してみてください。
まるでフィルム写真のような、ノスタルジックな雰囲気を演出できます。
ざらつき（グレイン）加工でフィルム風に
写真に、あえて「ざらつき（グレインやノイズ）」を加えるのも、人気の加工テクニックです。
デジタル写真特有のクリアすぎる質感とは対照的に、アナログのフィルム写真のような温かみや質感をプラスすることができます。
特に、風景写真や何気ない日常のスナップにこの加工を施すと、物語性が生まれ、エモーショナルな印象に。
これも多くのアプリに「グレイン」や「ノイズ」といった機能が搭載されています。
かけすぎると画質が悪いように見えてしまうので、あくまで「さりげなく」加えるのがポイントです。
アイコンの丸い形を意識してトリミング
LINEのアイコンは、最終的に「丸い形」に切り抜かれます。
このことを忘れて、四角い画像のままデザインを考えていると、「設定してみたら、見せたい部分が切れちゃった…」なんてことになりがちです。
加工の最終段階では、必ず丸い形を意識してトリミング（切り抜き）を行いましょう。
主要な被写体が中央に来るように調整するのはもちろん、四隅に重要な情報が配置されていないかを確認する癖をつけることが大切です。
アプリによっては、円形のプレビュー機能がついているものもあるので、活用すると良いでしょう。
【完全無料】著作権OK！大人女子向けアイコン素材が見つかるサイト＆アプリ5選
「自分でおしゃれな写真を撮るのは難しい…」「もっと手軽に質の高い画像が欲しい！」そんな声にお応えして、私が普段から愛用している、完全無料で使えるサイトとアプリを厳選してご紹介します。
どのツールも著作権を気にせず安心して使えるものばかり。
きっとあなたのアイコン作りを力強くサポートしてくれます。
高品質な写真が見つかるフリー素材サイト
まずは、プロが撮影したような美しい写真が手に入る、フリー素材サイトです。
膨大な数の写真の中から、宝探しをするような感覚でお気に入りを見つけてみてください。
Unsplash：海外のおしゃれな雰囲気が好きなあなたへ
Unsplashは、世界中のフォトグラファーが投稿した、芸術的で高品質な写真が揃うサイトです。
一言で言うなら、とにかく「おしゃれ」。
日本の素材サイトとは一味違う、海外のライフスタイル誌のような洗練された雰囲気の画像が豊富です。
「風景」や「カフェ」、「花」といったテーマで検索すれば、あなたのイメージにぴったりの一枚がきっと見つかります。
色味が抑えられた大人っぽい写真が多いので、今回のテーマにはまさに最適と言えるでしょう。
Pexels：動画素材も探せる万能サイト
PexelsもUnsplashと並んで人気の高いフリー素材サイトです。
こちらも高品質な写真が揃っていますが、特徴的なのは動画素材も豊富であること。
（LINEアイコンには使えませんが）他のSNSで活用できる点も魅力です。
Pexelsの写真は、Unsplashに比べて、より日常的で温かみのある雰囲気のものが比較的多い印象です。
人物写真も充実しているので、「後ろ姿」や「手元」といったパーツショットを探すのにも向いています。
検索機能も優秀で、色を指定して画像を絞り込むことも可能です。
可愛いイラストが見つかるフリー素材サイト
次に、写真ではなくイラストを使いたい、という方におすすめのサイトをご紹介します。
どちらも個性的で魅力的なクリエイターさんのサイトです。
shigureni free illust：儚げで可愛い女子イラスト
「shigureni free illust」は、その名の通り、儚げで透明感のある女の子のイラストが特徴的なフリー素材サイトです。
どこか物憂げで、アンニュイな表情の女の子たちは、まさに「大人可愛い」という言葉がぴったり。
シンプルな線画でありながら、ファッションや髪型がとてもおしゃれで、見る人の想像力をかき立てます。
あなたの分身として、多くを語らずとも世界観を表現してくれる、そんなアイコンが作れるはずです。
ノーコピーライトガール：安心して使える女の子イラスト
「ノーコピーライトガール」も、女の子のイラストに特化した人気のフリー素材サイトです。
こちらの特徴は、サイト名が示す通り「著作権フリー」を明確に謳っている点。
利用規約を細かく確認する手間なく、安心して使えるのが嬉しいポイントです。
イラストのタッチも様々で、元気な表情からクールな表情まで、バリエーション豊かな女の子が見つかります。
きっと、あなたに似た雰囲気の子や、あなたの「なりたいイメージ」に合った子が見つかるでしょう。
スマホひとつで完結！おすすめ加工アプリ
最後に、見つけた画像を仕上げるための、スマートフォン用加工アプリをご紹介します。
どちらも直感的な操作で、プロ並みのデザインが可能です。
Canva：テンプレートで簡単におしゃれ加工
Canvaは、デザインの知識がない人でも、まるでお店のポスターのようなおしゃれな画像が作れる、魔法のようなアプリです。
豊富なテンプレートが用意されており、文字を入れたり、複数の画像を組み合わせたりといった加工が驚くほど簡単にできます。
アイコン用に、円形のフレームに写真をはめ込む、といった使い方も便利です。
フリー素材もアプリ内に多数用意されているので、素材探しから加工まで、Canvaひとつで完結させることもできます。
VSCO：豊富なフィルターで理想の雰囲気に
VSCO（ヴィスコ）は、特に「色味」にこだわりたい方におすすめの写真加工アプリです。
プロのフォトグラファーが作成した、数多くの美しい「プリセット（フィルター）」が用意されており、ワンタップであなたの写真をフィルム写真のような深みのある雰囲気に変えることができます。
彩度を抑えたマットな質感、少し青みがかったクールな印象、温かみのあるノスタルジックなトーンなど、表現の幅は無限大。
細かい調整も可能なので、自分だけのオリジナルな色味を追求することができます。
暮らしの処方箋 管理人
私もブログで使う写真の多くは、撮影後にVSCOで色味を調整しています。
同じ場所で撮った写真でも、どのフィルターを適用するかで全く違う印象になるのが面白いところ。
いくつかお気に入りのフィルターを見つけておくと、自分のSNS全体の雰囲気に統一感を出すのにも役立ちますよ。
もしかしてやってない？「大人っぽい」と「おばさんっぽい」の境界線
せっかくおしゃれなアイコンを目指しているのに、良かれと思ってやったことが、かえって古臭い印象や、痛々しい印象を与えてしまったら悲しいですよね。
ここでは、「大人っぽい」と、その一歩先にある「おばさんっぽい」を分ける、微妙だけれど重要な境界線について、Webカルチャー解説家としての視点も交えながらお話しします。
私のブログ読者の方からも、「どんなアイコンがNGなのか具体的に知りたい」というご相談をよく受けます。
大切なのは、流行を追いかけることではなく、「今の自分」に合った、自然体な表現を選ぶこと。
少しだけ客観的な視点を持つことで、イタい失敗は確実に避けられますよ。
やりすぎ注意！過度な加工・盛りすぎは逆効果
一昔前に流行した、過度な「盛り」加工は、今見ると少し時代遅れな印象を与えてしまう代表例です。
例えば、目を不自然に大きくしたり、肌を陶器のようにツルツルにしすぎたり、キラキラしたスタンプや派手なフレームでデコレーションしたり…。
こうした加工は、「自分を良く見せたい」という気持ちが強く出すぎてしまい、かえって自信のなさを露呈してしまうことにも繋がりかねません。
大人の余裕とは、欠点も含めて自分を受け入れる姿勢から生まれるもの。
加工は、あくまで素材の良さを引き出すための「スパイス」程度に留めておくのが、洗練されて見えるコツです。
更新してないのはNG？情報の鮮度も大切に
何年も前の写真をずっとアイコンにし続けている、というのも、少し注意が必要かもしれません。
もちろん、その写真があなたにとって特別な一枚なのであれば問題ありません。
しかし、もしそれが単に「更新するのが面倒だから」という理由であれば、少しだけ見直してみることをお勧めします。
久しぶりに会った友人から「え、写真と全然違うね」と言われるのは、少し気まずいものですよね。
アイコンは、あなたの「今」を伝えるツールでもあります。
季節ごとに変えてみたり、髪型を変えたタイミングで更新してみたりと、情報の鮮度を保つことで、アクティブで生き生きとした印象を与えることができます。
ポエムやブランドロゴは避けるのが無難
画像ではなく、自作のポエムやメッセージ性の強い言葉をアイコンに設定している方も時々見かけますが、これはTPOを考えると少しリスクが高いかもしれません。
特に仕事関係の人が見る可能性を考えると、内面を吐露しすぎた内容は、公私混同な印象を与えかねません。
また、ハイブランドのロゴマークなどをそのままアイコンにするのも、「虎の威を借る狐」のように見えてしまう可能性があり、あまりおすすめできません。
あなたの魅力は、ブランドロゴではなく、あなた自身の選択や表現によって伝わるはずです。
「好き」を表現するなら、ロゴそのものではなく、そのブランドの世界観を感じさせるような写真を選ぶ方が、ずっとおしゃれで知的です。
FAQ｜LINEアイコンのよくあるお悩み相談室
ここでは、LINEアイコンに関して、多くの方が抱くであろう疑問やお悩みについて、Q&A形式で分かりやすくお答えしていきます。
知っておくと安心な知識ばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
拾ってきた画像を使うのは違法？著作権について教えて
はい、インターネット上で見つけた画像（アニメのキャラクター、芸能人の写真、誰かが撮影した写真など）を、作者の許可なく勝手に使うことは、著作権の侵害にあたり、違法となる可能性が非常に高いです。
著作権は、作品を作った人（著作者）の権利を守るための大切な法律。
「みんなやっているから」という安易な気持ちで画像を無断使用すると、後で大きなトラブルに発展するケースもあります。
だからこそ、この記事でご紹介したような「フリー素材サイト」の活用を強くおすすめします。
これらのサイトで提供されている画像は、作者が「自由に使って良いですよ」と許可してくれているものなので、安心してアイコンに設定することができます。
自分の顔写真を使うのはアリ？ナシ？
もちろん「アリ」です。
ただし、TPOや見せる相手を意識することが大切です。
例えば、仕事の連絡にも使うアカウントであれば、真正面からの証明写真のようなものではなく、少し斜めから撮影した、柔らかい表情のプロフィール写真などが好印象でしょう。
一方で、プライベートな友人との交流がメインのアカウントであれば、旅行先での楽しそうなスナップ写真なども素敵ですね。
もし、不特定多数の人が参加するグループなどで、身元が特定されることに不安を感じる場合は、無理に顔写真を使う必要はありません。
この記事でご紹介した「後ろ姿」や「横顔」、「手元」など、プライバシーを守りつつ自分らしさを表現できる方法を試してみてはいかがでしょうか。
アイコンを頻繁に変えるのはどう思われる？
これには様々な意見がありますが、一般的には「あまりにも頻繁すぎる変更」は、相手を少し混乱させてしまう可能性がある、と言われています。
トーク一覧画面では、アイコンが相手を識別するための重要な目印になっているため、毎日コロコロと変わると「これ、誰だっけ？」と思わせてしまうかもしれません。
ただし、季節の変わり目や、何か心境の変化があったタイミングでアイコンを変えるのは、むしろコミュニケーションのきっかけになり、ポジティブな印象を与えることが多いでしょう。
目安としては、数週間から数ヶ月に一度程度の変更であれば、全く問題ありません。
おすすめのアイコンサイズやファイル形式は？
LINEが公式に推奨している仕様はありませんが、一般的に、スマートフォンの画面で綺麗に表示させるためには、少なくとも500ピクセル四方以上の正方形の画像を用意するのがおすすめです。
画像が小さすぎると、設定した際にぼやけてしまい、せっかくのデザインが台無しになってしまいます。
ファイル形式は、一般的な「JPEG（ジェイペグ）」や「PNG（ピング）」であれば、まず問題なくアップロードできます。
PNG形式は、背景を透明にできる（透過）という特徴があるので、デザインにこだわりたい方は試してみるのも良いでしょう。
ほとんどの加工アプリでは、保存時にこれらの形式を選択できます。
まとめ｜あなたらしいアイコンで、新しいコミュニケーションを始めよう
ここまで、大人っぽくておしゃれなLINEアイコンを見つけるための、様々なアイデアやテクニックをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
たくさんの情報がありましたが、一番大切なのは「あなた自身が、そのアイコンを気に入っていること」です。
アイコンは、あなたのデジタルな「顔」。
それを見るたびに、あなた自身の気分が少し上がるような、お守りのような存在であってほしいと、私は願っています。
最後に、これからのアイコン選びに役立つ、最終チェックリストをご用意しました。
迷ったときは、ぜひこのリストに立ち返ってみてください。
大人っぽいアイコン選び最終チェックリスト
| チェック項目 | Yes/No |
|---|---|
| 落ち着いた色味になっているか？ | |
| 自分らしさや好きなものが表現できているか？ | |
| 第三者（友人や同僚）に見られても恥ずかしくないか？ | |
| 著作権や肖像権はクリアしているか？ |
さあ、この記事で紹介したアイデアやツールを使って、あなたにぴったりのLINEアイコンを見つけてみましょう。
アイコンが変われば、気分も変わり、毎日のコミュニケーションがもっと楽しくなるはずです。
参考リンク