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【落ち着いて】iPhone右上のSOSマークが消えない?5つの簡単な直し方と原因を解説

【落ち着いて】iPhone右上のSOSマークが消えない?5つの簡単な直し方と原因を解説
【落ち着いて】iPhone右上のSOSマークが消えない?5つの簡単な直し方と原因を解説
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結論として、iPhoneの右上に突然「SOS」と表示されても、慌てないでください。

多くの場合、簡単な設定の見直しや再起動で解決します。

この記事では、ITが苦手な方でも一人でできるよう、今すぐ試せる5つの具体的な対処法を分かりやすく解説します。

この記事でわかること 3点

  • 今すぐ試せる!SOSマークを消すための最も簡単で効果的な5つのステップ
  • なぜ表示される?SOSマークの意味と3つの主な原因
  • 何をしてもダメだった場合の最終的な相談先

目次

【まず試して】SOSマークを消す5つの簡単ステップ

iPhoneの画面右上に見慣れない「SOS」の文字。

圏外とも違うこの表示に、「故障かな?」と不安になりますよね。

大丈夫ですよ、まずは落ち着いて。

このセクションでは、誰でも簡単に試せる5つの直し方手順を追って紹介します。

多くの場合、これらの方法で解決するので、一つずつ一緒に確認していきましょう。

ステップ1:機内モードのオン・オフを試す

最初に試してほしいのが、この「機内モード」の切り替えです。

これは、iPhoneの通信機能をまとめてリフレッシュする、いわば「電波の再起動」のようなものです。

操作はとても簡単です。

まず、画面の右上隅から下にスワイプして、コントロールセンターを開きます。

そこに飛行機のマークがあるはずです、それが機内モードのボタン。

一度タップしてオン(オレンジ色)にし、10秒ほど待ってから、もう一度タップしてオフ(灰色)に戻します。

たったこれだけで、iPhoneがもう一度電波を探し始め、SOS表示が消えることがよくあります。

ステップ2:iPhoneを再起動する

機内モードで改善しないなら、次に試すのがiPhone本体の再起動です。

スマートフォンは、長時間使い続けると、目に見えない小さなエラーが溜まってしまうことがあります。

再起動することで、そうした内部的な問題をリセットでき、通信が正常に戻ることが期待できます。

iPhone X以降のモデルなら、本体の右側にあるサイドボタンと、左側にある音量ボタンのどちらか一方を同時に長押しします。

画面に「スライドで電源オフ」と表示されたら、スライダを右に動かして電源を切ります。

完全に画面が真っ暗になったのを確認したら、30秒ほど待ってから、再びサイドボタンを長押ししてAppleのロゴが表示されたら指を離してください。

これだけで、不具合が解消されるケースは非常に多いので、ぜひ試してみてくださいね。

ステップ3:SIMカードを一度抜き差しする

意外と見落としがちなのが、SIMカードの接触不良です。

iPhoneは、この小さなSIMカードを使って、あなたが契約している通信会社の電波を掴んでいます。

何かの拍子にこのカードが少しだけズレてしまうと、うまく認識できずに「SOS」と表示されることがあるのです。

一度、SIMカードを抜き差しして、正しくセットし直してみましょう。

iPhoneを購入した時の箱に入っている、クリップの先のような「SIMピン」を用意してください。

もし見当たらなければ、ペーパークリップの先を伸ばしたものでも代用できます。

本体側面にある小さな穴にSIMピンを差し込むと、SIMトレイが少しだけ出てきます。

トレイを優しく引き出し、SIMカードを一度取り出して、柔らかい布で軽く拭いてから、元の位置にしっかりはめ直します。

あとはトレイを本体に戻すだけです。

このひと手間で、あっさり問題が解決することもありますよ。

ステップ4:キャリア設定アップデートを確認する

「キャリア設定アップデート」という言葉を、あまり聞いたことがないかもしれませんね。

これは、あなたが契約しているドコモやau、ソフトバンクといった通信事業者が、iPhoneの通信を最適化するために、時々配信している小さな更新ファイルのことです。

この設定が古いままになっていると、通信トラブルの原因になることがあります。

確認はとても簡単です。

まず「設定」アプリを開き、「一般」を選び、次に「情報」をタップします。

もしアップデートがあれば、この画面を開いて数秒後に「キャリア設定アップデート」というポップアップが表示されます。

表示されたら、迷わず「アップデート」をタップしましょう。

もし何も表示されなければ、あなたのiPhoneはすでに最新の状態なので、ご安心ください。

ステップ5:モバイルデータ通信の設定を確認する

何かの操作ミスで、気づかないうちに通信設定が変わってしまっている可能性も考えられます。

特に、海外旅行の後に設定を戻し忘れたり、格安SIMに乗り換えたりした時に起こりがちです。

これも「設定」アプリから確認できます。

「設定」から「モバイル通信」をタップしてください。

一番上にある「モバイルデータ通信」のスイッチが、緑色のオンになっているか確認しましょう。

もしオフになっていたら、これが原因です。

また、契約している会社の回線名(例:ドコμο)をタップして、「音声通話とデータ」が「5Gオート」や「VoLTE」に設定されているかも見てみましょう。

ここが「オフ」になっていると、正常に通信できないことがあります。


【まだ消えない方へ】試したい4つの追加対処法

先ほどの5つのステップを試しても「SOS」マークが消えない…。

そんな時でも、まだ諦めるのは早いです。

もう少しだけ、試せる対処法があります。

ここからの手順は、少しだけ専門的になりますが、一つひとつ丁寧に行えば大丈夫。

一緒に確認していきましょう。

対処法6:ネットワーク設定をリセットする

これは、iPhoneが記憶している通信関連の設定を、一度すべて初期状態に戻す操作です。

注意!
この操作を行うと、保存されていたWi-Fiのパスワードがすべて削除されます。
実行する前に、よく使うWi-Fiのパスワードをどこかに控えておくことをお勧めします。

準備ができたら、「設定」アプリから「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」の順に進みます。

メニューの中から「ネットワーク設定のリセット」を選び、パスコードを入力すればリセットが開始されます。

iPhoneが自動で再起動したら、操作は完了です。

Wi-Fiへの接続はやり直す必要がありますが、電波に関する根深い問題を解決できる可能性があります。

対処法7:iPhoneのOSを最新バージョンにアップデートする

iPhoneを動かしている基本ソフト「iOS」に、一時的なバグが含まれていて、それが原因SOS表示が出ている可能性もあります。

Appleは、こうした問題を修正するために、定期的にiOSアップデートを配信しています。

Wi-Fiに接続できる環境で、バッテリーが十分にあることを確認してから、アップデートを試してみましょう。

「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進みます。

もし新しいバージョンのiOSがあれば、「ダウンロードしてインストール」という表示が出ますので、画面の指示に従って進めてください。

アップデートには少し時間がかかりますが、これで不具合が解消されることも多いです。

対処法8:強制再起動を試す

通常の再起動でも改善しない、あるいは画面が固まって操作できない、といった場合の最終手段が「強制再起動」です。

これは、通常の再起動よりも、さらに強力にシステムをリフレッシュする操作です。

機種によって操作方法が少し異なります。

▼iPhone機種別・強制再起動の操作方法一覧

機種操作方法
iPhone 8以降① 音量を上げるボタンを押してすぐ放す → ② 音量を下げるボタンを押してすぐ放す → ③ サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しする
iPhone 7シリーズ① 音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタンの両方を、Appleロゴが表示されるまで同時に長押しする
iPhone 6s以前① スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンの両方を、Appleロゴが表示されるまで同時に長押しする

ご自身の機種に合った方法で、試してみてください。

対処法9:通信障害の情報を確認する

ここまで紹介したすべての方法を試しても改善しない場合、もしかしたら問題はあなたのiPhoneではなく、契約している通信キャリア側にあるのかもしれません。

大規模な通信障害が起きていたり、お住まいの地域でメンテナンスが行われていたりすると、すべてのユーザーが圏外になってしまいます。

各社の公式サイトで、障害情報が発表されていないか確認してみましょう。

もし障害が起きていたら、私たちにできることはありません。

復旧するのを待つしかないので、安心して待ちましょう。


そもそもiPhoneの「SOS」マークとは?主な3つの原因

さて、いくつかの対処法を試して、少し落ち着いた頃かもしれません。

ここで、そもそもこの「SOS」マークが何なのか、そして、なぜ表示されてしまうのか、その原因簡単に解説しますね。

難しい話は抜きにして、ポイントだけお伝えします。

原因1:単純な電波の届かない場所にいる(圏外)

最も多いのが、このケースです。

地下の駐車場、エレベーターの中、ビルの奥まった部屋、山間部など、物理的に電波が届きにくい場所にいると、iPhoneは圏外になります。

この時、iPhoneは「どの会社の電波でもいいから、緊急通報(110番や119番)だけはできるようにしよう」と頑張って、微弱な電波を探します。

この状態が「SOS」表示なのです。

つまり、「あなたの契約している会社の電波は圏外だけど、緊急の連絡だけはできますよ」というサインなんですね。

原因2:SIMカードの不具合や接触不良

先ほどの対処法でも触れましたが、SIMカードは非常にデリケートです。

iPhoneがSIMカードを正しく読み込めないと、自分がどの会社の電波を使えばいいのか分からなくなってしまいます。

その結果、とりあえず緊急通報用の電波だけを探す「SOS」モードになるのです。

長年使っているSIMカードが劣化したり、ICチップ部分が汚れたり、あるいはiPhoneを落とした衝撃で接触不良になったりすることが原因として考えられます。

原因3:通信キャリアのシステム障害やメンテナンス

あなたのiPhoneにも、SIMカードにも全く問題がないのに、「SOS」が表示されることもあります。

それは、あなたが契約している通信キャリア側で、システム障害や緊急メンテナンスが発生しているケースです。

この場合、周辺にいる同じキャリアを使っている人も、みんな同じように圏外になっているはずです。

こればかりは個人ではどうすることもできないので、復旧を待つのが一番の対処法となります。


私もSOSマークで焦りました

実は、この記事を書いている私も、以前「SOS」マークで血の気が引くような経験をしたことがあります。

友人との大事な待ち合わせの直前、駅のホームで連絡を取ろうとしたら、iPhoneの右上が「SOS」になっていたのです。

LINEも電話もできず、お店の地図も開けない。

「どうしよう!」と、本当に焦りました。

その時は、再起動したり、機内モードを試したり、思いつく限りのことをその場で試しました。

でも、全く改善しなかったんです。

半ば諦めかけていたのですが、ふと「そういえば、最近キャリアのアップデート通知を後回しにしていたな」と思い出しました。

駅のフリーWi-Fiになんとか接続し、「設定」から「一般」、「情報」へと進んでみると、案の定「キャリア設定アップデート」の通知が。

祈るような気持ちでアップデートをタップしたら、数秒後、あっけなくアンテナマークが復活したんです。

この経験から、トラブルが起きた時こそ落ち着いて、一つずつ可能性を確認していくことの大切さを実感しました。

難しい操作をしなくても、意外なことで直るケースもあるので、あなたも諦めずに試してみてくださいね。


【最終手段】何をしてもダメな時の相談先

これまでのすべての対処法を試しても、状況が全く改善しない。

通信障害の情報も出ていない。

そうなると、iPhone本体の故障や、SIMカードそのものの故障といった、専門的なサポートが必要な段階かもしれません。

でも、ご安心ください。

ちゃんと相談できる場所があります。

Appleサポートに問い合わせる

iPhone本体のハードウェアに問題があるかもしれない、と感じたら、Appleの公式サポートに相談するのが一番です。

専門のスタッフが、丁寧に対応してくれます。

チャットや電話での問い合わせのほか、お近くのApple Storeにある「ジーニアスバー」を予約して、対面で相談することも可能です。

まずは公式サイトから、ご自身に合った方法を選んでみてください。

Apple サポート 公式サイト

契約している通信キャリアに相談する

SIMカードの故障が疑われる場合や、契約プランに何か問題があるかもしれない場合は、契約している通信キャリアのショップに相談しましょう。

ドコモショップやau Style/auショップ、ソフトバンクショップの店頭で、専門のスタッフがSIMカードの状態をチェックしてくれます。

もしSIMカードの故障が原因であれば、その場で新しいものに交換してもらえることもあります(手数料がかかることがあります)。

来店する際は、事前に予約をしておくとスムーズですよ。


iPhoneのSOSマークに関するよくある質問

最後に、この「SOS」マークに関して、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。

「SOS」と「衛星マーク」はどう違うのですか?

どちらも電波がない状況で役立つ機能ですが、役割が少し違います。

SOS」は、自分のキャリアが圏外でも、他のキャリアの電波を使って緊急SOS通報だけができる状態です。

一方、「衛星マーク」は、iPhone 14以降のモデルに搭載された機能で、携帯電話の電波が全く届かない場所でも、人工衛星と直接通信して救助を要請できる、さらに高度な機能です。

SOSマークが出ている間も、Wi-Fiは使えますか?

はい、使えます。

SOS」マークは、あくまで携帯電話の電波に関する表示です。

そのため、Wi-Fiの電波が飛んでいる場所であれば、問題なくインターネットに接続できます。

LINEでの連絡や、Webサイトの閲覧、アプリの使用などは可能ですので、落ち着いてWi-Fi環境を探してみてください。

ネットワーク設定をリセットすると、何が消えますか?

「リセット」と聞くと、データがすべて消えてしまうのではないかと不安になりますよね。

安心ください。

ネットワーク設定のリセット」で消えるのは、通信に関する設定だけです。

具体的には、これまで接続したWi-Fiのパスワード、モバイルデータ通信の設定、VPNの設定などが初期化されます。

あなたの連絡先、写真、アプリといった大切なデータが消えることは一切ありません。


まとめ:iPhoneのSOSマークは落ち着いて対処しましょう

この記事で解説した、SOSマークが表示されたときに試すべきことをチェックリストにまとめました。

もう一度、確認してみましょう。

SOSマーク対処法 最終チェックリスト

チェック項目
✅ 機内モードをオン・オフしたか?
✅ iPhoneを再起動したか?
SIMカードを抜き差ししたか?
ネットワーク設定のリセットをしたか?
通信障害が起きていないか確認したか?
✅ どうしてもダメなら専門家に相談を

突然のトラブルは本当に焦りますが、多くは簡単な操作で元に戻ります。

この記事が、あなたの「困った!」を解決する手助けになれば幸いです。

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