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Amazonの配達は何時まで?「21時」と「22時」の違いと、今すぐできる配送状況の確認方法

Amazonの配達は何時まで?「21時」と「22時」の違いと、今すぐできる配送状況の確認方法
Amazonの配達は何時まで?「21時」と「22時」の違いと、今すぐできる配送状況の確認方法
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こんにちは、「暮らしの処方箋」管理人です。

仕事から帰ってきて、「本日到着予定」のAmazonの荷物を待っている。

時刻はもう夜の19時、20時…「これ、本当に今日届くの?」「一体、何時まで待てばいいんだろう?」と不安になった経験、ありませんか?

私もです。

オンライン会議中に「ピンポーン」が鳴らないかヒヤヒヤしたり、お風呂に入るタイミングを逃したり。

特に忙しい社会人にとって、この「待つ」時間は大きなストレスですよね。

結論から言うと、Amazonの配達時間は、配送業者が「ヤマト・佐川・郵便局」なら原則21時まで「Amazon提携業者」なら22時(最大22時半)までと異なります。

今、あなたが不安に思っているその荷物がどちらのパターンなのか、この記事を読めばすぐに判明します。

もう漠然とした不安の中で待ち続ける必要はありません。

この記事では、あなたの疑問を解消し、今すぐ取るべき具体的な行動をロジカルに解説していきます。

この記事でわかること 3点

  • あなたの荷物が「21時まで」か「22時まで」か、今すぐ見分ける簡単な方法
  • 「本日到着予定」のまま届かない場合の、具体的な対処ステップ
  • お急ぎ便・日時指定便・置き配が、配達時間にどう影響するかの正確なルール

目次

【結論】Amazonの配達時間は「21時まで」と「22時まで」の2パターン

Amazonの配達時間が「何時までか」という疑問。

ネットで検索すると「21時まで」という情報と、「22時過ぎても来た」という体験談が混在していて、混乱しますよね。

その理由は、Amazonの荷物を届ける配送業者が1種類ではないからです。

あなたの荷物がどの業者によって運ばれているかで、配達のデッドラインが変わります。

このセクションでは、その絶対的なルールである「2つのパターン」を詳しく解説します。

パターン1:ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便は「8時~21時」

まず、私たちにとって最も馴染みのある配送パターンです。

あなたの荷物がヤマト運輸、佐川急便、または日本郵便(ゆうパックなど)によって配送される場合、その配達時間は原則として朝8時から夜21時までとなります。

これはAmazon独自のルールではなく、これらの大手配送キャリアが設定している「営業時間」に基づいています。

特にヤマト運輸は、Amazonの配送で利用されることが多いですが、ヤマトの「宅急便」における配達時間帯指定の最終枠が「19時〜21時」であることからも、21時がデッドラインであることがわかります。

出典:ヤマト運輸公式サイト

ヤマト運輸の「宅急便」では、個人が受け取れる時間帯として以下の5区分(または6区分)を指定できます。

  • 午前中(8時~12時)
  • 14時~16時
  • 16時~18時
  • 18時~20時
  • 19時~21時

(※一部地域やサービスでは異なる場合があります)

ヤマト運輸「受け取り日時を変更する」

したがって、もしあなたの荷物の配送業者が「ヤマト運輸」と表示されている場合、21時を過ぎても届かないのであれば、残念ながらその日の配達は終了した(または何らかのトラブルで持ち戻りになった)可能性が極めて高いと判断できます。

パターン2:Amazon提携配送業者(デリバリープロバイダ)は「7時~22時」

次に、近年非常に増えているのがこのパターンです。

あなたの荷物が「Amazon」または「Amazon提携配送業者(通称:デリバリープロバイダやAmazon Flexなど)」によって配送される場合、配達時間は朝7時から夜22時まで(一部地域や状況によっては最大22時半頃まで)となります。

これが、ネット上で「21時過ぎても届いた」「22時ギリギリに来た」という体験談が存在する理由です。

これらはAmazonが独自に構築している配送ネットワーク(Amazonロジスティクス)であり、ヤマト運輸などの既存のキャリアとは異なる独自のルールで運営されています。

軽バンなどで個人事業主(Amazon Flex)や地域の中小運送会社(デリバリープロバイダ)が配達を担っているケースが多く、ヤマト運輸などの「21時ルール」は適用されません。

私自身も、21時半を過ぎて「さすがにもう来ないだろう」と思ったタイミングで、このAmazon提携業者さんから荷物を受け取った経験が何度もあります。

もしあなたの荷物の配送業者が「Amazon」と表示されている場合は、21時を過ぎても諦めるのはまだ早い、ということになります。

22時までは配達の可能性があると認識しておきましょう。

なぜ時間が違う? 配送業者ごとの配達時間まとめ

なぜこのように配達時間が異なるのか。

それは、Amazonが利用する配送網が「既存の大手キャリア(外部委託)」と「Amazon独自の配送網(自社・提携)」の2種類に大別されるからです。

  • 既存の大手キャリア(ヤマト等):全国均一の高品質なサービスを提供できる反面、労働環境の問題などから「21時まで」という厳格なルールがあります。
  • Amazon独自の配送網:物量の増大に対応し、より柔軟な(そして遅い時間までの)配達を実現するためにAmazonが自ら構築したネットワークです。

この2つのどちらに振り分けられるかは、商品の種類、発送元の倉庫(フルフィルメントセンター)、お届け先の地域、そしてその時々の各社のキャパシティによって、Amazon側で自動的に決定されます。

私たち購入者が「ヤマトにしてほしい」とか「Amazon提携業者にしてほしい」と選ぶことは、残念ながらできません。

だからこそ、「自分の荷物が今、どちらのパターンで配送されているか」を知ることが、不安を解消する唯一の方法なのです。

配送業者ごとの配達時間比較表

配送業者配達時間(目安)備考(特徴)
Amazon提携業者 (Amazon Flex, DP)7:00 ~ 22:00注文履歴で「Amazon」と表示。21時以降も配達可能性アリ。
ヤマト運輸8:00 ~ 21:00注文履歴で「ヤマト運輸」と表示。5区分の時間帯指定が主。
佐川急便8:00 ~ 21:00(Amazonではヤマトより頻度は低い)
日本郵便 (ゆうパック等)8:00 ~ 21:00郵便受けに入るサイズ(ゆうパケット等)は時間関係なく投函。

【最重要】あなたの荷物はどっち?配送業者の確認方法(今すぐ)

さて、配達時間に「21時まで」と「22時まで」の2パターンあることがわかりました。

では、今あなたが待っているその荷物は、一体どちらのパターンなのでしょうか?

「じゃあ、私のはどっち?」

この疑問こそが、あなたの不安の核心ですよね。

大丈夫です、これはAmazonのアプリやサイトから、今すぐ(本当に1分もかからずに)確認することができます。

このセクションでは、ペルソナである田中さん(32歳男性エンジニア)のように、スマホ操作に慣れた方が迷わず確認できるよう、具体的な手順を画像なしで、ステップバイステップで解説します。

[スマホアプリ版]注文履歴から確認する4ステップ

多くの方がスマホの「Amazonショッピングアプリ」から確認すると思います。

手順は以下の通りです。

  1. Amazonショッピングアプリを開く
    まず、お手元のスマートフォンのホーム画面から、おなじみのAmazonアプリを起動してください。
  2. 右下のメニュー(三本線)から「注文履歴」をタップ
    アプリ画面の下部、右端にあるハンバーガーメニュー(三本線のアイコン)をタップします。
    開いたメニューの中から「注文履歴」または「注文」という項目を選んでタップしてください。
  3. 該当の商品をタップ
    あなたの注文履歴一覧が表示されます。
    その中から、今あなたが待っている「本日到着予定」の該当商品をタップして、注文の詳細画面に進んでください。
  4. 「配送状況」または「トラッキング情報」を確認
    注文の詳細画面を少し下にスクロールすると、「配送状況」というセクションがあります。
    (「〇月〇日にお届け済み」などのステータスが表示される場所です)
    「本日到着予定」となっている商品の多くは、そこに「配送状況を確認」や「トラッキングID」といったリンクが表示されています。
    そこをタップして進むか、またはその詳細画面内に、「配送業者:Amazon」あるいは「配送業者:ヤマト運輸」といった記載が必ずあります。
    ここが最重要ポイントです。
    この記載を見つけるだけで、あなたの荷物のデッドラインが判明します。

[PCサイト版]注文履歴から確認する3ステップ

PC(パソコン)のブラウザから確認する場合も、手順はほぼ同じです。

より大きな画面で確認したい方はこちらをどうぞ。

  1. Amazonトップページ右上の「注文履歴」をクリック
    Amazon.co.jp にログインし、画面の右上(検索バーの右隣あたり)にある「(あなたの名前)さん アカウント&リスト」にカーソルを合わせるか、その隣の「注文履歴」をクリックします。
  2. 該当の商品にある「配送状況を確認」ボタンをクリック
    注文履歴の一覧から、該当商品の右側にある黄色の「配送状況を確認」ボタンをクリックしてください。
  3. 「配送業者」欄の記載を確認する
    詳細な配送ステータスが表示されます。
    この画面のどこかに「配送業者:〇〇」という欄があります。
    (多くの場合、「トラッキングID」の近くに記載されています)
    ここに「Amazon」と書かれているか、「ヤマト運輸」など他のキャリア名が書かれているかを確認してください。

「配送業者」の記載パターンと意味

確認ステップ、お疲れ様でした。

あなたの画面には、どの業者の名前が表示されていましたか?

その表示パターンによって、取るべき行動が変わってきます。

  • 「Amazon」または「Amazon Logistics」と表示された場合
    • → おめでとうございます(?)。あなたの荷物は「22時まで」のパターンです。
    • これはAmazon独自の配送網(Amazon Flexやデリバリープロバイダ)が担当しています。
    • まだ21時を過ぎていなくても、配達は夜遅く、21時台や22時近くになる可能性が十分にあります。
    • 21時を過ぎたからといって「今日はもう来ない」と判断するのは早計です。22時までは待機してみましょう。
  • 「ヤマト運輸」「Sagawa」「日本郵便」と表示された場合
    • → あなたの荷物は「21時まで」のパターンです。
    • これは既存の大手キャリアが担当しています。
    • 配達時間は原則21時までです。もし21時を過ぎても「配達中」のまま変わらない場合、残念ながら当日の配達は難しいかもしれません(翌日に回されるか、ステータスが「持ち戻り」に変わる可能性があります)。
  • (補足)「出荷準備中」「発送済み」としか表示されない場合
    • まれに、まだ配送業者がシステムに反映されていないケースがあります。
    • この場合、Amazonから送信された「商品を発送しました」という件名のEメールを確認してみてください。
    • そのメール本文内に「配送業者」と「お問い合わせ伝票番号」が記載されていることがほとんどです。
    • もしメールにも記載がない場合は、もう少し時間をおいてから再度アプリで確認すると、情報が更新される可能性があります。

【届かない】「本日到着予定」のまま…配達時間を過ぎた場合の対処法

さて、最もストレスフルな状況がこれです。

配送業者を確認し、デッドライン(21時 or 22時)を把握した。

しかし、その時間を過ぎても荷物は届かない。

アプリのステータスは「本日到着予定」または「配達中」のまま変わらない…。

「一体どうなっているんだ?」「トラブルに巻き込まれた?」「まさか紛失?」

こんな時、私たちは不安でいっぱいになります。

わかります。

私もこの状況を何度も経験しました。

でも、慌ててカスタマーサービスに電話する前に、まずは冷静に状況を整理しましょう。

このセクションでは、そんな「届かない」場合の具体的な対処法を、ケースバイケースで詳しく解説します。

まずは落ち着いて「配送状況」を再確認

デッドラインを過ぎた直後は、まず深呼吸を一つ。

そして、もう一度Amazonアプリの「配送状況」を(しつこいようですが)再確認してください。

ステータスが微妙に変化している可能性があります。

  • ステータスは「配達中」か?「輸送中」か?
    • 「輸送中」や「最寄りの配送拠点に到着」のまま止まっている場合、そもそも今日の配達ルートに乗らなかった(積み忘れ、間に合わなかった)可能性があります。
    • 「配達中」になっているのに届かないのが、最もモヤモヤするパターンです。
  • 「Amazonリアルタイム追跡(マップ)」の対象になっていないか?
    • 配送業者が「Amazon」の場合、一部の配達では「Amazonマップ追跡」という機能が使えることがあります。
    • これは、配達員の現在地と、自分の家が「あと何件目か」が地図上に表示される機能です。
    • もしこれが表示されていたら、配達員が今どこにいるのか、近づいているのか、それともまだ遠くにいるのかが一目瞭然です。
    • ただし、この機能は常に対象となるわけではありません。「表示されたらラッキー」程度に考えておきましょう。
  • (補足)悪天候や交通集中(セール時など)
    • 台風、大雪、地震などの悪天候や、大規模な交通渋滞が発生していませんか?
    • また、プライムデーやブラックフライデーのような大型セールの直後は、物量が爆発的に増加し、配送システム全体が遅延しがちです。
    • これらの外的要因がある場合、システム上の「本日到着予定」はあくまで「予定」であり、遅延が発生しやすいことを念頭に置いておきましょう。

ケース1:デッドライン(21時/22時)を過ぎた場合

再確認しても状況は変わらない。そして、デッドラインを過ぎてしまった。

この場合は、業者ごとに以下のように判断するのが現実的です。

  • 配送業者が「Amazon」の場合(デッドライン22時)
    • 22時を過ぎても、経験上、22時半頃までは待ってみる価値があります。
    • Amazon独自の配送網は、良くも悪くも「ギリギリまで」配達を行う傾向があります。私も22時15分に受け取った経験があります。
    • しかし、22時半を過ぎても届かない場合は、その日の配達はほぼ終了したと考えられます。
    • 多くの場合、翌日に(時には早朝に)何も連絡なく配達されるか、ステータスが「〇月〇日にお届け」と自動的に更新されます。
  • 配送業者が「ヤマト運輸」等の場合(デッドライン21時)
    • 21時を過ぎたら、その日の配達はほぼ無いと判断して問題ありません。
    • 彼らは厳格な時間管理下で動いています。21時を過ぎて配達することは、原則としてありません。
    • ステータスが「配達中」のままの場合、十中八九「持ち戻り」(不在ではなく、配達しきれなかった等の理由で拠点に戻すこと)扱いとなり、翌日の配達に回されます。
    • ヤマト運輸の場合、「クロネコメンバーズ」に登録していれば、翌日の配達時間帯をこちらから指定し直せる場合もあります。

もし翌日になっても荷物が届かず、ステータスも一切更新されない場合は、次のステップ(カスタマーサービス)に進みましょう。

ケース2:「配達中」なのに届かない・更新が止まった

これは特にヤマト運輸の場合に時々発生します。

ステータスが「配達中」になったきり、夜になっても動かない。

これは、配達員さんが端末操作で「配達中」にした後、ルートの都合や荷物の積み忘れ、あるいはシステム上のタイムラグなどで、実際にはまだ配達できていない状況が考えられます。

ヤマト運輸の場合、最も確実なのは「クロネコメンバーズ」のサービスです。

もし登録していれば、配達が完了した瞬間に「お届け完了通知」がメールやLINEで届きます。

この通知が来ていない限り、まだ配達は完了していません。

逆に言えば、この通知が来ていないのにアプリ上だけで「配達完了」になっていたら、それは「誤配」の可能性があり、すぐにヤマトに連絡する必要があります。

最終手段:カスタマーサービスへの問い合わせ手順

翌日になっても届かない。

ステータスが「配達完了」になっているのに荷物がない(これは緊急事態です)。

どうしても状況がわからず不安だ。

このような場合は、最終手段としてAmazonのカスタマーサービスに問い合わせましょう。

ただし、ペルソナの田中さんのような多忙な方には、電話での問い合わせはおすすめしません。

繋がるまで待たされますし、状況説明も面倒です。

最も効率的なのは「チャット」での問い合わせです。

  1. Amazonアプリのメニュー(三本線)から、一番下までスクロールし「カスタマーサービス」をタップします。
  2. 「注文内容について」などの関連トピックを選びます。
  3. 「チャットでのお問い合わせ」(または「担当者とチャットする」)を選択します。
  4. まずAIボットが応答しますが、ひるまずに「担当者と話したい」「オペレーターにつないで」と入力します。
  5. 人間のオペレーターに繋がったら、以下の情報を簡潔に伝えます。
    • 注文番号(必須です)
    • 「本日到着予定だったが、デッドライン(21時/22時)を過ぎても届かない」という事実
    • 現在の配送ステータス(例:「配達中」のまま変わらない)

オペレーターはAmazon側のシステムで、私たちが見ている画面よりも詳細な配送状況(今、荷物がどこの拠点にあるかなど)を調査してくれます。

多くの場合、「システム上は配達中ですが遅延しています。明日までお待ちください」や「調査して折り返します」といった回答になりますが、少なくとも「Amazon側が問題を認識した」という安心感は得られます。


「お急ぎ便」「日時指定便」は配達時間にどう影響する?

Amazonには「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」といった便利な配送オプションがあります。

(プライム会員なら無料になることが多いですよね)

これらを使った場合、先ほど解説した「21時 / 22時」のデッドラインはどうなるのでしょうか?

「お急ぎ便だから、もっと夜遅くまで届けてくれるのでは?」と期待するかもしれませんが、実はそうではありません。

このセクションで、オプション利用時の正確なルールを整理します。

「お急ぎ便」「当日お急ぎ便」の配達時間

まず「お急ぎ便」や、都市部限定の「当日お急ぎ便」についてです。

  • 結論:デッドライン(21時/22時)は一切変わりません。

「お急ぎ便」という名前から、「配達そのものを急いでくれる」イメージがあるかもしれませんが、その本質は「発送作業を最優先にしてくれる」オプションです。

つまり、注文を受けてから倉庫(フルフィルメントセンター)で梱包し、「発送」するまでのプロセスが通常より早くなる(または当日発送が確約される)だけで、発送された後の「配達」プロセスは通常便と全く同じです。

したがって、お急ぎ便で発送された荷物がヤマト運輸に渡ればデッドラインは21時ですし、Amazon提携業者に渡れば22時です。

「お急ぎ便だから23時に届く」といったことはありませんので、ご注意ください。

「お届け日時指定便」は「指定枠」が最優先される

次に「お届け日時指定便」です。

これは、その名の通り「特定の日付」と「特定の時間枠」を指定するオプションです。

  • 結論:「日時指定便」は、ルール(21時/22時)よりも優先される、最も強力な指定です。

例えば、あなたが「〇月〇日 19時〜21時」と指定した場合、配送業者がヤマトであろうとAmazon提携業者であろうと、原則としてその時間枠内に配達されます。

(Amazon提携業者が担当する場合でも、ヤマトの時間枠に準じた指定枠が提示されることが多いです)

このオプションを使えば、「今日届くはずだけど、何時になるかわからない…」という、まさにペルソナの田中さんが抱えているようなストレスから解放されます。

「19時~21時」と指定していれば、少なくとも19時までは待つ必要がありませんし、21時を過ぎても来なければ、それは明確な「配達遅延」としてAmazonにクレームを入れることができます。

確実に在宅している時間がわかっている場合は、この「お届け日時指定便」を積極的に活用することが、精神衛生上、最もおすすめです。

注文後の日時変更は可能?(ヤマト vs Amazon)

では、一度注文が確定した後で、「あ、その日(その時間)、急に外出することになった!」という場合、日時の変更は可能なのでしょうか。

これは、配送業者によって対応が真っ二つに分かれます。

  • ヤマト運輸の場合:条件付きで「可能」です。(非常に便利)
    • ヤマト運輸の無料会員サービス「クロネコメンバーズ」に登録していることが前提です。
    • 荷物がAmazonからヤマトに引き渡されると、「配達予定通知」がLINEやメールで届きます。
    • その通知から、配達日当日でも、時間帯変更の締切時刻(例えば18時枠なら17:40まで、など)までであれば、ネット上で簡単に受け取り日時を変更できます。
    • 「14-16時」を「19-21時」に変える、といった操作がスマホで完結します。
    • これはAmazonユーザーにとって非常に強力な機能ですので、クロネコメンバーズへの登録を強くお勧めします。
  • Amazon提携業者の場合:原則「不可能」です。
    • 残念ながら、Amazon独自の配送網の場合、注文が確定して「発送済み」となった後は、購入者側から配達日時を変更する手段は(2024年現在)提供されていません。
    • もしその日時に受け取れなかった場合は、「不在票」に基づく再配達依頼(これも自動受付が主)になるか、あるいは「置き配」に変更する(後述)しかありません。
    • この柔軟性のなさが、Amazon提携業者の弱点とも言えます。

「置き配」を指定した場合、配達時間は変わる?

さて、ここまで「何時まで待つか」という在宅受け取りを前提にお話ししてきましたが、Amazonには「置き配」という強力な選択肢があります。

(初期設定で「置き配指定」になっていることも多いですね)

この「置き配」を指定すると、配達時間にはどのような影響があるのでしょうか。

そして、これがあなたのストレスをどう解消するのかを解説します。

結論:「置き配」でも配達時間(21時/22時)は変わらない

まず、よくある誤解として「置き配なら、時間関係なく夜中でも置いていってくれるのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。

  • 結論:「置き配」を指定しても、配達員が配達業務を行う時間帯、すなわちデッドライン(21時 / 22時)は変わりません。

配達員の方は、対面受け取りの荷物も、置き配指定の荷物も、同じルート・同じスケジュールで配達しています。

「この荷物は置き配だから」といって、ルートの最後に回されたり、逆に早朝に配達されたりすることは基本的にありません。

彼らの業務時間内に、順番通りに配達され、インターホンを押さずに(または押してから)指定場所に置かれる、というだけのことです。

したがって、置き配を指定していても、夜22時を過ぎれば、その日の配達(投函)は終了したと考えるのが妥当です。

「置き配」の真のメリット:デッドラインを気にする必要がなくなる

では、置き配のメリットはどこにあるのか。

それは、「何時まで」というデッドライン自体を、あなたが気にする必要がなくなることです。

これこそが、ペルソナである田中さん(32歳男性エンジニア)が抱える「いつまで待てばいいんだ…」というストレスに対する、最も根本的な解決策です。

  • 対面受け取りの場合:「22時まで」というデッドラインに、あなたの行動(入浴、外出、睡眠)が縛られます。
  • 置き配指定の場合:「22時まで」に配達される(置かれる)のは同じですが、あなたはそれをリアルタイムで待つ必要がありません。

仕事から帰宅したら玄関に置いてある。

お風呂に入っている間に置かれている。

寝る前に玄関を見に行ったら届いていた。

「置き配」とは、あなたの時間を「待機」から「解放」するオプションなのです。

いつ届くかを気にしながらアプリを何度もリフレッシュする時間から、解放されましょう。

「置き配」の指定方法と注意点

「置き配」は非常に便利ですが、もちろん注意点もあります。

【指定方法】

  1. 注文時:
    レジに進み、「お届け先住所」の確認画面で、「置き配指定」のオプションが表示されます。
    「玄関」「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」「車庫」などから選べます。
  2. 注文後(発送前):
    「注文履歴」から該当の注文を選び、「配送指示(置き配含む)」といったリンクがあれば、発送前なら変更・指定が可能です。
  3. 注文後(発送後):
    配送業者が「Amazon」の場合に限り、発送後でも「配送状況」の画面から置き配に変更できることがあります。

【注意点】

  • セキュリティ:
    当然ながら、盗難のリスクはゼロではありません。
    オートロックのないアパートや、人通りの多い道路に面した玄関への「置き配」は、慎重に判断すべきです。
    高額商品の場合は、対面受け取りか、後述する「宅配ボックス」の利用を推奨します。
  • 天候:
    雨や雪の日に「玄関前」を指定すると、荷物が濡れてしまう可能性があります。
  • 宅配ボックスの活用:
    もしお住まいのマンションに「宅配ボックス」があるなら、これが最強の解決策です。
    セキュリティと利便性(22時まで待たなくてよい)を両立できます。
    もし無い場合でも、簡易的な折り畳み式の個人用宅配ボックスを設置するのも一つの手です。

【体験談】筆者が「21時過ぎ」のAmazon配達に焦った話

ここまでロジカルにルールや対処法を解説してきましたが、私自身も「暮らしの処方箋」の管理人として、日々ネット通販を活用する中で、何度もヒヤリとした経験があります。

ここでは、私の典型的なエピソードを2つ、共有させてください。

きっと「あ、それ、わかる…」と思っていただけるはずです。

[体験談①] 21時半に「本日到着予定」のまま…配送業者は「Amazon」だった

ある平日の夜、私は自宅でオンラインの打ち合わせ中でした。

時計はすでに21時半。

その日届くはずだったガジェット(楽しみにしていたワイヤレスイヤホン)が、まだ届いていませんでした。

アプリを開くと、ステータスは無情にも「本日到着予定」のまま。

「さすがにこの時間からはもう来ないよね?」「ヤマトなら21時までだし…」

そう思いつつも、打ち合わせに集中できません。

「まさか今から来ないよね?」と焦りながら、ふとアプリの詳細画面をよく見ると、「配送業者:Amazon」の文字が。

「あ、これは22時までのパターンだ!」

そう気づいた瞬間、少しだけ冷静になれました。

ルールを信じて「22時までは待とう」と腹を括り、打ち合わせを続行。

すると、21時50分。

「ピンポーン」とインターホンが鳴りました。

慌てて出ると、Amazon提携業者の配達員さんが「夜分遅くにすみません!」と荷物を届けてくれました。

この経験から、「21時を過ぎたら、まず業者を確認する」という行動が、いかに重要かを痛感しました。

業者名を確認するだけで、その後の30分~1時間を不安に過ごすか、確信を持って待てるかが決まります。

[体験談②] 急な会食でピンチ!「ヤマト運輸」の荷物をスマホで時間変更

また別の日。

その日は「ヤマト運輸」が配達する荷物が「14時~16時」指定で届く予定でした。

日中は在宅勤務なので問題ない…はずでした。

ところが、13時頃、上司から急なチャットが。

「今日、急だけど夜に会食をセットしたから、18時にはオフィスに来てほしい」

(こういうの、本当に困りますよね…)

14時~16時に受け取れなければ、再配達は夜。でも、その夜は会食で不在。

どうしよう…と焦った瞬間、スマホにヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」からLINE通知が。

「お荷物のお届け予定(14時~16時)」

「これだ!」

すぐにLINEの通知からヤマトのサイトにアクセスし、配達時間帯を「19時~21時」に変更する手続きをしました。

時刻は13時過ぎ。もちろん締切時間前なので、すんなり変更完了。

その結果、私は安心してオフィスに向かい、会食を終えて20時半頃に帰宅。

ほどなくして、変更指定した通りにヤマトの配達員さんが荷物を届けてくれました。

この時ほど、クロネコメンバーズのありがたみを感じたことはありません。

もしあの荷物が「Amazon提携業者」だったら、変更できずに「不在→再配達」のループになっていたか、あるいは置き配にして盗難のリスクに怯えるしかなかったでしょう。

「ヤマト運輸」の場合は「日時変更」という強力な選択肢があること。

これも、Amazonを使いこなす上で非常に重要なTIPSだと痛感したエピソードです。


(補足)「Amazon提携配送業者」とは?

さて、この記事で何度も登場している「Amazon提携配送業者」。

(「22時まで配達する」業者として紹介しましたね)

「そもそも、それって何なの?」「ヤマトと何が違うの?」

メインの疑問(何時まで?)とは少しズレますが、ペルソナの田中さんのようなロジカルな方は、その「仕組み」も知っておくと、より納得感が増すかと思います。

ここでは補足として、彼らの正体を簡潔に解説します。

Amazonロジスティクスとデリバリープロバイダ(DP)

「Amazon提携配送業者」とは、特定の1社を指す言葉ではありません。

これは、Amazonが自社の商品を配達するために契約している、様々な運送会社の総称です。

大きく分けて、以下の2つ(+個人)で構成されています。

  1. Amazonロジスティクス (AMZL)
    • Amazon自身が運営する配送拠点(デリバリーステーション)を指します。
    • ここから、後述する「Amazon Flex」のドライバーなどが荷物を受け取り、配達に向かいます。
  2. デリバリープロバイダ (DP)
    • Amazonと直接契約している、地域の中小の運送会社のことです。
    • 皆さんの街でも「SBS即配サポート」「丸和運輸機関(AZ-COM丸和)」「T.M.G」といったロゴの入った軽バンが、Amazonの荷物を運んでいるのを見かけるかもしれません。彼らはDPです。
  3. Amazon Flex(アマゾンフレックス)
    • 企業ではなく、「個人事業主」のドライバーがAmazonと直接契約し、自分の軽バン(黒ナンバー)を使って配達する仕組みです。
    • ウーバーイーツの配達員さんのAmazon版、と考えると分かりやすいかもしれません。

これら「Amazon独自の配送網」が、ヤマト運輸などの既存キャリアとは別に動いているため、「22時まで」という柔軟な(そしてアグレッシブな)配達時間が可能になっているのです。

(参考)なぜAmazonはヤマト運輸との提携を一部解消した?

「昔はAmazonといえば全部ヤマト運輸だったのに、いつからこんなに複雑になったの?」

そう思われる方もいるかもしれません。

背景には、2017年頃に起きた、いわゆる「ヤマトショック(物流クライシス)」があります。

Amazonの物量が急速に増大しすぎた結果、ヤマト運輸の現場の負担が限界に達し、大幅な値上げや、Amazonから受託する荷物量の一部(当日便など)を縮小するという動きがありました。

それを受けて、Amazonは「他社に依存していては、自社のサービスが維持できない」と考え、自前で配送網(上記AmazonロジスティクスやDP、Flex)を急速に拡大・強化しました。

その結果、現在のように「ヤマト運輸が運ぶ荷物」と「Amazon独自の配送網が運ぶ荷物」が併存する、少し複雑な状況が生まれたのです。

利用者が配送業者を選ぶことはできるか?

では、最後に素朴な疑問です。

「ヤマトの方が日時変更できて便利だから、ヤマトに指定したい」

「いや、うちは22時まで届けてくれるAmazon提携業者の方が助かる」

といったように、私たちが配送業者を選ぶことはできるのでしょうか?

  • 結論:残念ながら、基本的に「不可能」です。

前述の通り、荷物がどの配送網(ヤマトか、Amazonか)に乗るかは、Amazonのシステムが、発送元の倉庫、商品の種類、届け先の地域、その時の各社のキャパシティなどを総合的に判断して、自動的に割り振っています。

私たち購入者側に、業者を指定するオプションはありません。

だからこそ、「今回はどちらに当たったか?」を注文履歴で確認する作業が、毎回必要になってくるわけです。


Amazonの配達時間に関する「よくある質問(FAQ)」

メインの解説は以上ですが、Amazonの配達時間に関しては、他にも細かい疑問が尽きないものです。

(ネットの「知恵袋」などでも、様々な質問が飛び交っていますね)

このセクションでは、ペルソナの田中さんが抱くかもしれない「あと、これはどうなの?」という関連疑問をピックアップし、Q&A形式で簡潔に、しかし理由も含めてお答えします。

配達予定日より早く届くことはある?

はい、日常的にあります。

Amazonの「お届け予定日」は、多くの場合、かなり余裕(バッファ)を持って設定されています。

特に「通常配送」を選んだ場合、「〇月〇日~〇月〇日にお届け」といった幅のある表示になりますが、発送元の倉庫が近かったり、物流がスムーズだったりすると、その期間の初日、あるいはそれより前に届くことも珍しくありません。

ただし、「お届け日時指定便」で特定の日付を指定した場合は別です。

この場合、指定日より早く配送拠点に到着しても、配達は指定日まで「保留」されます。

(ヤマト運輸などが「〇日までお預かり中です」というステータスにします)

指定日より早く届いてしまうと、かえって不在になるリスクがあるため、これは当然の仕様と言えます。

配達が遅いと感じる。遅い業者、早い業者はある?

業者による差よりも、お住まいの地域の「配送ルート」の順番による影響が圧倒的に大きいです。

「最近、うちに来るAmazonはいつも夜遅いな…」と感じる場合、それは特定の業者(例:Amazon提携業者)が遅いのではなく、あなたの家が、その配達員さんの「配達ルートの終盤」に組み込まれている可能性が高いです。

配達員さんは、朝、デリバリーステーションや営業所で大量の荷物を積み込み、効率的なルート(AIが組むことも多い)に従って一日中配達します。

当然、ルートの序盤に組み込まれている家には午前中に届きますし、終盤に組み込まれている家には夕方~夜(21時や22時ギリギリ)に届くことになります。

これはある意味「運」であり、固定化されていることが多いです。

もし「いつも夜遅くて困る」という場合は、やはり「置き配」を活用するか、「お届け日時指定便」で早い時間枠を指定する(ただし追加料金がかかる場合あり)のが、現実的な対策となります。

不在だった場合、当日の再配達は何時まで?

配送業者によります。特にヤマト運輸は「Web受付の締切時間」に注意が必要です。

もし対面受け取りで不在にしてしまった場合、不在票が入ります。

その「当日」のうちに再配達してもらうことは可能なのでしょうか。

  • ヤマト運輸の場合:
    可能です。ただし、時間帯ごとに「Web受付の締切時間」が厳格に決まっています。
    例えば、最終の「19時~21時」枠に再配達してほしければ、当日の「17:40」までにWeb(クロネコメンバーズなど)で依頼を完了させる必要があります。
    17:40を1分でも過ぎると、その日の19-21時枠は選択できなくなり、翌日以降の指定となります。
    出典:ヤマト運輸公式サイト
    再配達の受付締切時間は、配達希望時間帯によって異なります。
    ヤマト運輸「自動受付で再配達依頼」
  • Amazon提携業者の場合:
    不在票に記載された方法(QRコード、自動音声電話など)で再配達を依頼します。
    当日の、より遅い時間帯(例:20時~22時)に再配達を依頼できることもありますが、これは担当するDPや地域によって運用が異なります。
    確実なのは、翌日以降の枠を指定することです。

22時を過ぎて(例:23時に)配達が来たという話は本当?

可能性はゼロではありませんが、「極めて稀な例外」です。

ネット上では「23時に来た」「日付が変わる寸前に来た」といった報告が稀に見られます。

これは、原則(22時まで)から外れたイレギュラーな事態です。

考えられる理由としては、

  1. プライムデーや年末商戦などの「超」繁忙期で、物流がパンク状態にある。
  2. システムトラブルや大規模な交通渋滞で、配達員さんがやむを得ず原則時間を超えて配達を続行している。
  3. (ごく稀なケースとして)配達員さんの時間管理ミス。

これらはあくまで「例外」であり、私たちはこれを期待して待つべきではありません。

解説した通り、原則のデッドライン(21時 or 22時)を過ぎたら、その日の配達は終了とみなし、翌日の対処に切り替えるのが賢明です。


まとめ:Amazonの配達時間で不安にならないための3つのTIPS

お疲れ様でした。

Amazonの配達時間に関する長年のモヤモヤは、解消されたでしょうか。

最後に、多忙なあなたが「Amazon、何時まで?」と今後二度と不安にならないために、今日から実践できる3つのTIPS(+1)を、チェックリスト形式でまとめます。

要点チェックリスト

「Amazon何時まで?」不安解消チェックリスト

チェック項目具体的なアクション
1. 業者の確認(最重要)注文履歴で「Amazon」か「ヤマト等」かを必ず確認する癖をつける。
2. デッドラインの把握「Amazon」なら22時まで、「ヤマト等」なら21時まで、と冷静に待つ。
3. 配送状況の追跡デッドラインを過ぎたら、慌てず「配送ステータス」の更新を確認する。
4. 根本解決(置き配)そもそも「待つ」ストレスを無くすため、「置き配」や「宅配ボックス」を積極的に活用する。
(+α) ヤマト対策「クロネコメンバーズ」に登録し、日時変更を自在に行えるようにしておく。

今すぐあなたの「注文履歴」を確認しましょう

今、この記事を読み終えたあなたが、もし「本日到着予定」の荷物を待っている最中なのであれば、ぜひ今すぐAmazonアプリを開いて「注文履歴」を確認してみてください。

配送業者が誰なのか。

それさえわかれば、「不安なまま待つ」状態から、「デッドラインを把握して論理的に待つ」状態へと変わることができます。

「暮らしの処方箋」は、これからもあなたの生活から「待つストレス」や「漠然とした不安」を取り除き、より快適で効率的なライフスタイルを送るための「処方箋」となる情報をお届けしていきます。

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