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【MBTI相性一覧】全16タイプまるわかり!恋愛・仕事の相性関係図とトリセツ

【MBTI相性一覧】全16タイプまるわかり!恋愛・仕事の相性関係図とトリセツ
【MBTI相性一覧】全16タイプまるわかり!恋愛・仕事の相性関係図とトリセツ
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こんにちは!「暮らしの処方箋」管理人です。

ライフケア・ストラテジストとして、日常のモヤモヤを解消するヒントを発信しています。

最近、SNSや友人の会話で「MBTI」ってよく耳にしませんか?「私、INFPなんだよね」「〇〇さんはESTJっぽい!」なんて会話、一度は聞いたことがあるかもしれません。

ただの性格診断でしょ?と思いきや、実はこれ、自分と相手の「思考のクセ」を知るための、驚くほど便利なツールなんです。

この記事では、複雑でわかりにくい16タイプの相性や、恋愛・職場といった具体的なシーン別に徹底解説していきます。

「なんであの人とは話が噛み合わないんだろう?」「もっとあの人と仲良くなりたいな」そんなあなたの悩みを解消し、明日からすぐに使えるコミュニケーションのヒントがきっと見つかりますよ。

この記事でわかること

  • 全16タイプが一目でわかる性格一覧表とグループ分け
  • 「最高の相性」から「すれ違いやすい相性」まで、その理由がわかる関係性マップ
  • 恋愛・職場でのあるあるシーン別!タイプごとの上手な付き合い方

目次

【結論】まずはココから!16タイプ別「相性マップ」早見表

「とにかく早く、自分とあの人の相性を知りたい!」そんなあなたのために、結論からお見せします。

このセクションでは、全16タイプの相性関係を一枚のマップにまとめました。ご自身のタイプと、気になる相手のタイプが交差するところをチェックしてみてください。

相性の良し悪しだけでなく、どんな関係性なのかもわかるようになっています。

16タイプ相性マトリクス一覧表

スクロールできます
INFPENFPINFJENFJINTPENTPINTJENTJISFPESFPISFJESFJISTPESTPISTJESTJ
INFP
ENFP
INFJ
ENFJ
INTP
ENTP
INTJ
ENTJ
ISFP
ESFP
ISFJ
ESFJ
ISTP
ESTP
ISTJ
ESTJ

あなたのタイプはどれ?4つの指標でクイックチェック

まだ自分のタイプがわからない方は、無料診断サイトなどで調べてみるのがおすすめです。

ざっくりと、以下の4つの指標で自分がどちらの傾向が強いか考えてみるだけでも、タイプのあたりをつけることができますよ。

  • 興味の方向E (外向型) – 人との交流で元気になる / I (内向型) – 一人の時間で元気になる
  • ものの見方S (感覚型) – 事実や経験を重視 / N (直観型) – 可能性や全体像を重視
  • 判断の基準T (思考型) – 論理や公平さを重視 / F (感情型) – 共感や調和を重視
  • 外界への接し方J (判断型) – 計画を立てて進めたい / P (知覚型) – 柔軟に、臨機応変に進めたい

「最高の相性(Best Match)」はこのタイプ!

マップで「◎」だった組み合わせです。

まるで自分を理解してくれるもう一人の自分のような、心地よい関係性を築けます。

価値観が似ている部分が多く、自然体でいてもお互いを深く理解できる最高のパートナーです。

特に恋愛関係では、強い絆を感じられるでしょう。

「意外と良い関係(Good Chemistry)」はこのタイプ!

マップでは「○」の組み合わせ。自分とは違う部分を持っているけれど、それが新鮮な魅力に映る関係です。

相手の考え方から新しい発見があったり、自分の苦手な部分を補ってくれたり。

お互いにリスペクトを持つことで、どんどん成長していける関係です。

「学びの多い関係(Learning Partner)」はこのタイプ!

「△」の組み合わせがこれにあたります。

考え方や行動のパターンが異なるため、最初は「ちょっと変わってるな」と感じるかもしれません。

しかし、その違和感こそが、自分を成長させてくれる学びのタネ。

なぜそう思うのかをじっくり話し合うことで、視野がぐっと広がる関係です。

「すれ違いやすい関係(Opposite View)」はこのタイプ!

マップで「×」だった組み合わせです。

正直、コミュニケーションに工夫が必要な相手かもしれません。

物事の捉え方や大切にするものが正反対なことが多く、誤解が生じやすい傾向があります。

ただし、「相性が最悪」というわけではありません。

お互いの「当たり前」が違うことを理解し、意識的に歩み寄ることで、他のどの関係よりも深い理解者になれる可能性も秘めています。


そもそもMBTIとは?これだけ知ればOKな3つのポイント

相性マップを見て、一喜一憂した方もいるかもしれませんね。

でも、その結果を正しく理解するために、少しだけMBTIの基本についてお話しさせてください。

学術的な難しい話は抜きにして、「これだけ知っておけば会話に困らない」3つのポイントに絞って解説します。

ポイント1:性格の「良い/悪い」ではなく「クセ/好み」を知るツール

まず一番大切なこと。MBTIは、性格の優劣を決めるテストではありません。

「E(外向型)だから優れている」「F(感情型)だから仕事ができない」といったことは一切ないんです。

利き手と同じように、あなたが自然と使いやすい「心のクセ」や「思考の好み」を示しているだけ。

「右利きの人がいれば、左利きの人がいる」のと同じで、どちらが良い・悪いということはありません。

この大前提を忘れないでくださいね。

ポイント2:4つの指標(E/I, S/N, T/F, J/P)のざっくりした意味

先ほども少し触れましたが、MBTIは4つのアルファベットの組み合わせでタイプが決まります。

それぞれの指標がどんな「好み」を表しているのか、ざっくりと見ていきましょう。

4つの指標(E/Iなど)をアイコンで解説する図

  • E (Extraversion) vs I (Introversion)
    • エネルギーの源はどこ?
    • E: みんなと話すと充電! (メガホンのアイコン)
    • I: 一人の時間で充電! (本のアイコン)
  • S (Sensing) vs N (Intuition)
    • どうやって情報を受け取る?
    • S: 五感で、事実をありのままに (虫眼鏡のアイコン)
    • N: ひらめきで、物事の裏にある意味を (電球のアイコン)
  • T (Thinking) vs F (Feeling)
    • どうやって結論を出す?
    • T: 頭で考えて、論理的に (天秤のアイコン)
    • F: 心で感じて、気持ちを大切に (ハートのアイコン)
  • J (Judging) vs P (Perceiving)
    • どんな生活スタイルが好き?
    • J: 計画を立てて、きっちりと (チェックリストのアイコン)
    • P: 状況に合わせて、柔軟に (風に揺れる葉っぱのアイコン)

これらの組み合わせで、あなたのユニークな性格傾向がわかる、というわけですね。

ポイント3:血液型占いや性格診断との違いと注意点

「どうせ占いみたいなものでしょ?」と思う方もいるかもしれません。

MBTIが他の多くの性格診断と違うのは、スイスの心理学者カール・ユングのタイプ論をベースに、数十年の研究を経て開発された心理学的なアプローチであるという点です。

ただし、注意点もあります。

Webで無料でできる診断は、あくまで簡易版。

人の心はとても複雑で、きっちり16タイプに分けられるものではありません。

診断結果は「自分を知るための一つのヒント」として、楽しむのがおすすめです。

相手に「あなたは〇〇タイプだから、こうでしょ!」と決めつける「レッテル貼り」をしないように、気をつけてくださいね。


覚えなくてOK!キャラクターで理解する16タイプ性格一覧

16タイプもあると、全部覚えるのは大変ですよね。

大丈夫です!ここでは、各タイプをよりイメージしやすくするために、似た傾向を持つ4つのグループに分けて、それぞれのキャラクターを紹介していきます。

あなたの周りの人を思い浮かべながら、読んでみてください。

【分析家グループ】論理と戦略の探求者(INTJ, INTP, ENTJ, ENTP)

知的好奇心が旺盛で、複雑な問題を論理的に分析するのが得意なグループです。

常に「なぜ?」を考え、独自のアイデアや戦略を練ることを楽しみます。

▼ 分析家グループの4タイプを見る

INTJ (建築家) – 独創的な戦略家

  • 特徴: 複雑な計画を立て、野心的な目標を達成する。独立心が強く、一人の時間を大切にする。
  • 強み: 優れた洞察力と計画性。一度決めたことは最後までやり遂げる意志の強さ。
  • 弱み: 他人の感情に鈍感なことがある。完璧主義になりがち。
  • あるある: 会話の結論を急ぎがち。「で、要点は?」

INTP (論理学者) – 知性を追い求める発明家

  • 特徴: 知識を渇望し、独自の理論を構築することに情熱を燃やす。
  • 強み: 非常に高い分析能力と創造的な発想力。物事の本質を見抜く。
  • 弱み: 実践的なことや、地道な作業は少し苦手。
  • あるある: 面白いアイデアを思いついても、実行する前に満足してしまう。

ENTJ (指揮官) – 大胆なリーダー

  • 特徴: カリスマ性と自信に溢れ、人々を率いて目標を達成する天性のリーダーシップを持つ。
  • 強み: 決断が速く、効率を重視する。困難な状況でも怯まない。
  • 弱み: 時に独善的に見えることがある。他人の意見を聞くのが苦手な一面も。
  • あるある: グループワークでは、気づいたら仕切っている。

ENTP (討論者) – 頭の回転が速い挑戦者

  • 特徴: 知的な挑戦を好み、あらゆる物事に疑問を投げかける。頭の回転が速く、弁が立つ。
  • 強み: 機知に富み、既存のルールを打ち破る新しいアイデアを生み出す。
  • 弱み: ルーティンワークを嫌う。議論が目的になってしまうことがある。
  • あるある: わざと反対意見を言って、相手の反応を楽しむ。

【外交官グループ】理想と共感を大切にする人(INFJ, INFP, ENFJ, ENFP)

人の感情や可能性を信じ、より良い世界を創りたいと願う理想主義者のグループです。

共感力が高く、調和を大切にします。

▼ 外交官グループの4タイプを見る

INFJ (提唱者) – 静かなる理想主義者

  • 特徴: 深い思いやりと洞察力を持ち、人々を助けることに情熱を注ぐ。
  • 強み: 人の感情や動機を鋭く察知する。強い信念を持ち、粘り強い。
  • 弱み: 理想が高すぎて、燃え尽きやすい。他人の問題を抱え込みすぎる。
  • あるある: なぜか人から相談を持ちかけられることが多い。

INFP (仲介者) – 心優しきロマンチスト

  • 特徴: 独自の価値観と強い感受性を持ち、心の調和を何よりも大切にする。
  • 強み: 豊かな想像力と創造的な才能。他人の痛みに深く共感する優しさ。
  • 弱み: 現実的な問題への対処が苦手なことがある。傷つきやすい。
  • あるある: ふとした瞬間に空想の世界に浸っている。

ENFJ (主人公) – 人々を魅了するリーダー

  • 特徴: カリスマ性と情熱で周囲を惹きつけ、人々が成長するのを手助けすることに喜びを感じる。
  • 強み: 優れたコミュニケーション能力。人の良いところを見つけるのが得意。
  • 弱み: 他人からの評価を気にしすぎる。おせっかいだと思われることも。
  • あるある: 友人の誕生日には、サプライズを企画したくなる。

ENFP (広報運動家) – 自由な精神の持ち主

  • 特徴: 好奇心旺盛で、人と繋がることを楽しむ社交家。常に新しい可能性を探している。
  • 強み: エネルギッシュで、周りを明るくするムードメーカー。発想が柔軟
  • 弱み: 飽きっぽく、物事を最後までやり遂げるのが苦手なことがある。
  • あるある: 「楽しそう!」と思ったら、すぐに行動に移してしまう。

【番人グループ】現実的で責任感の強い守護者(ISTJ, ISFJ, ESTJ, ESFJ)

実践的で、秩序と安定を重んじるグループです。

伝統やルールを大切にし、自分の責任を果たそうと真面目に取り組みます。

▼ 番人グループの4タイプを見る

ISTJ (管理者) – 信頼できる現実主義者

  • 特徴: 事実に基づき、責任感を持って物事を着実にこなす。非常に真面目で誠実。
  • 強み: 高い集中力と正確さ。一度引き受けたことは必ずやり遂げる。
  • 弱み: 予期せぬ変化への対応が苦手。規則に厳格すぎる一面も。
  • あるある: マニュアルは隅々まで読み込むタイプ。

ISFJ (擁護者) – 献身的なサポーター

  • 特徴: 周囲の人々を温かく見守り、支えることに喜びを感じる縁の下の力持ち。
  • 強み: 優れた記憶力と観察力。人のために尽くすことを厭わない優しさ。
  • 弱み: 頼まれると断れない。自分のことを後回しにしがち。
  • あるある: 友人の好きなものを、細かく覚えている。

ESTJ (幹部) – 伝統と秩序を重んじる管理者

  • 特徴: 物事を組織し、管理する能力に長けている。明確なルールと秩序を好む。
  • 強み: 決断力があり、物事を効率的に進めるのが得意。リーダーシップを発揮する。
  • 弱み: 他人の意見に耳を貸さないことがある。感情的な側面を軽視しがち。
  • あるある: 「普通はこうでしょ」が口癖。

ESFJ (領事官) – 人々をもてなす社交家

  • 特徴: 人の役に立つことを喜びとし、社会的な調和を大切にする。世話好きで人気者。
  • 強み: 社交的で、誰とでもすぐに打ち解けられる。人のニーズを敏感に察知する。
  • 弱み: 他人からの承認を求めすぎる。批判に弱い。
  • あるある: パーティーやイベントの幹事を買って出る。

【探検家グループ】好奇心旺盛で柔軟な冒険家(ISTP, ISFP, ESTP, ESFP)

「今、この瞬間」を楽しみ、五感で世界を体験することを好むグループです。

柔軟な思考で、新しいことに挑戦するのをためらいません。

▼ 探検家グループの4タイプを見る

ISTP (巨匠) – 大胆な実践主義者

  • 特徴: 道具や機械の仕組みを理解し、手を使って何かを作り出すことを楽しむ。
  • 強み: 優れた問題解決能力と、危機的な状況でも冷静な判断力。
  • 弱み: 長期的な計画を立てるのが苦手。単独行動を好みすぎる。
  • あるある: とりあえず分解してみる。

ISFP (冒険家) – 柔軟な芸術家

  • 特徴: 美的センスに優れ、独自の感性で世界を表現するアーティスト気質。
  • 強み: 好奇心旺盛で、新しいことに挑戦する柔軟性。今この瞬間を楽しむ力。
  • 弱み: 対立を極端に避ける。将来の計画について考えるのが苦手。
  • あるある: 気分が乗らないと、何も手につかなくなる。

ESTP (起業家) – エネルギッシュな行動人

  • 特徴: 人々の中心にいることを楽しみ、リスクを恐れずに新しいビジネスや冒険に飛び込む。
  • 強み: 優れた観察眼と、チャンスを逃さない行動力。現実的な問題解決が得意。
  • 弱み: 衝動的で、後先を考えずに行動することがある。
  • あるある: 「習うより慣れろ」がモットー。

ESFP (エンターテイナー) – 生まれながらのスター

  • 特徴: 人々を楽しませることが大好きで、その場の雰囲気を一瞬で明るくする。
  • 強み: 抜群の社交性と、人生を謳歌するポジティブさ。
  • 弱み: 退屈を嫌い、地道な努力が苦手。注目されていないと寂しくなる。
  • あるある: 気づいたら、その場の中心でみんなを笑わせている。

なぜ?がわかる!MBTIの「相性」が決まる2つのルール

さて、各タイプのキャラクターが少し見えてきたところで、いよいよ本題の「相性」の謎に迫っていきましょう。

「なぜあの人とは相性が良いんだろう?」「どうして、すれ違ってしまうんだろう?」その理由には、実はシンプルな2つのルールが関係しています。

ルール1:似ているアルファベットが多いほど「共感しやすく」て楽

一番わかりやすいのがこのルールです。4つのアルファベットのうち、共通するものが多いほど、物事の捉え方や判断の仕方が似ている傾向があります。

例えば、感情を重視するFタイプ同士なら、お互いの気持ちを察しやすく、心地よい関係を築きやすいでしょう。

また、計画性を重んじるJタイプ同士なら、旅行の計画を立てるのもスムーズに進むかもしれません。

このように、似た者同士は「あるある!」と共感できるポイントが多く、ストレスの少ない楽な関係になりやすいのです。

ルール2:一方、違うアルファベットが「新しい視点」をくれて成長できる

では、アルファベットが違うとダメなのかというと、全くそんなことはありません。

むしろ、自分にない視点を与えてくれる、成長のための最高のパートナーになる可能性があります。

例えば、論理的なTタイプの人が、感情豊かなFタイプの人の意見を聞くことで、「なるほど、そういう気持ちになる人もいるのか」と視野が広がるかもしれません。

また、柔軟なPタイプの人が、計画的なJタイプの人と一緒にいることで、物事を最後までやり遂げる力が身につくこともあります。

自分とは違う相手は、まるで新しい世界を見せてくれる鏡のような存在なのです。

【重要】「心理機能(第1〜第4機能)」の相性で深い関係性が決まる

ここが少しだけ専門的な話になりますが、相性の「本当の秘密」が隠されている部分です。

実はMBTIには、各タイプがどんな「心の働き(心理機能)」を得意とし、どんなものを苦手としているのか、という考え方があります。

これを「歯車」に例えてみましょう。

  • 得意な機能(大きな歯車):あなたが無意識に、一番上手に使える心の働き。
  • 苦手な機能(小さな歯車):あなたが意識しないと使えず、少しコンプレックスに感じている心の働き。

相性が良いとされる関係は、あなたの「大きな歯車」が、相手の「小さな歯車」をうまく回してあげられる組み合わせなんです。

相手の苦手な部分を、あなたが自然とサポートしてあげられる。

だから、相手はあなたに安心感や憧れを抱き、あなたも相手の役に立てることに喜びを感じる。

これが、深いレベルでの相性の正体です。

だから「最高の相性」と「最悪の相性」は紙一重ってホント?

この「歯車」の理論で考えると、なぜ「相性が悪い」と言われる組み合わせがあるのかも見えてきます。

それは、お互いの「大きな歯車」同士が、真正面からぶつかり合ってしまうような関係です。

お互いが最も得意で、最も譲れない部分が違うため、価値観の対立が起きやすいのです。

しかし、面白いことに、この「ぶつかり合い」を乗り越え、相手の歯車の動きを理解できたとき、その関係は他のどの組み合わせよりも強固な絆で結ばれることがあります。

自分にはないものを最も強く持っている相手だからこそ、学びも大きいのです。

だから、「相性が悪い=仲良くなれない」と諦めるのは、とてももったいないことなんですよ。


【シーン別】あるある!人間関係がスムーズになるタイプ別トリセツ

理論がわかったところで、ここからはもっと実践的な話をしていきましょう。

恋愛仕事の現場でよくある「すれ違い」を例に、相手のタイプに合わせたコミュニケーションのヒント(トリセツ)をご紹介します。

これを読めば、人間関係のモヤモヤが少し晴れるはずです。

【恋愛編】 彼/彼女ともっと仲良くなるためのヒント

大好きなパートナーでも、「なんでわかってくれないの?」と感じる瞬間はありますよね。

それは、愛情表現や物事の進め方の「好み」が違うからかもしれません。

すれ違いの原因?「愛情表現」のタイプの違い(Fタイプ vs Tタイプ)

  • F (感情型) の愛情表現: 「大好きだよ」という言葉、共感、記念日を大切にするなど、感情をストレートに表現することを好みます。「気持ちを察してほしい」とも思っています。
  • T (思考型) の愛情表現: 問題を解決してあげる、プレゼントを贈る、一緒にいてあげるなど、実践的で具体的な行動で愛情を示そうとします。「好き」という言葉は、少し照れくさいかもしれません。

【トリセツ】

  • もしあなたがFタイプで、相手がTタイプなら: 相手があなたの悩みを論理的に分析し始めたら、それは「冷たい」のではなく「あなたの力になりたい」というサインです。「話を聞いてくれるだけで嬉しいな」と伝えてみましょう。
  • もしあなたがTタイプで、相手がFタイプなら: 相手が落ち込んでいるときは、解決策を提示する前に、まず「そっか、辛かったね」と共感の言葉をかけてあげましょう。それだけで、相手はとても安心します。

デートの計画は?「計画性」のタイプの違い(Jタイプ vs Pタイプ)

  • J (判断型) のデート: 事前にレストランを予約し、行く場所のルートも決めておきたいタイプ。サプライズも計画のうち。決めた通りに進むと安心します。
  • P (知覚型) のデート: 「とりあえず〇〇駅集合で!」と、その場の気分でフレキシブルに楽しみたいタイプ。偶然見つけた素敵なお店に入るのが好き。

【トリセツ】

  • Jタイプさんへ: Pタイプのパートナーとのデートでは、あえて「何も決めない時間」を作ってみては?「このエリアを散策して、気になったお店に入ろう」というような、余白のある計画が喜ばれます。
  • Pタイプさんへ: Jタイプのパートナーを安心させるために、「ここは絶対に行きたい」という場所を一つだけ事前に提案してあげると良いでしょう。全てを計画しなくても、一つ軸があるだけで相手は安心します。

【仕事編】 苦手な上司・同僚とのうまい付き合い方

仕事関係は、恋愛以上にタイプの違いがストレスになることがありますよね。

でも、相手の「仕事の言語」を理解すれば、コミュニケーションはもっとスムーズになります。

指示の出し方が違う?「抽象的 vs 具体的」のタイプの違い(Nタイプ vs Sタイプ)

  • N (直観型) の上司: 「いい感じにやっといて」「もっとワクワクするような企画を」など、全体像やビジョンを語るのが得意。細かい手順は部下に任せたいと思っています。
  • S (感覚型) の上司: 「この手順で、〇日までに、このフォーマットで提出して」など、具体的で事実に基づいた指示を出します。前例やデータを重視します。

【トリセSetsu】

  • Nタイプの上司への報告: まず「このプロジェクトの目的は〜」と全体像から話し、次に具体的な進捗を報告すると理解されやすいです。結論から話すことを意識しましょう。
  • Sタイプの上司への提案: 「〇〇というデータに基づくと、この方法が最も効果的です」というように、具体的な事実や数値を交えて説明すると納得してもらいやすいです。過去の成功事例を挙げるのも有効です。

会議での振る舞い方「発言スタイル」のタイプの違い(Eタイプ vs Iタイプ)

  • E (外向型) の会議スタイル: 話しながら考えをまとめるタイプ。ブレインストーミングが得意で、活発に意見を出します。
  • I (内向型) の会議スタイル: 一度頭の中でじっくり考えてから、意見を固めて発言したいタイプ。議論が白熱していると、発言のタイミングを逃しがち。

【トリセツ】

  • 会議の進行役の方へ: Iタイプの人が黙っているのは、意見がないからではありません。あえて「〇〇さん、この点についてどう思いますか?」と話を振ってあげると、深く考えられた意見が出てくることがあります。
  • Iタイプの方へ: 会議の前にアジェンダをよく読み、自分の意見をメモにまとめておくと、発言しやすくなります。会議後に「先ほどの件ですが…」と個別に意見を伝えるのも、有効な手段ですよ。

診断結果をポジティブに活かす3つのステップ【暮らしの処方箋】

ここまで読んでくださったあなたは、きっとMBTIの面白さと奥深さを感じてくれているはず。

最後に、この診断結果を「面白い」で終わらせず、あなたの毎日をちょっと豊かにするための、私なりの活用法を3つのステップでご紹介します。

『計画通りに進まないこと』がストレスだった私が変われた理由

実は私自身(INTPと診断されています)も、以前は「計画通りに物事が進まないこと」に強いストレスを感じていました。きっちり立てた計画が崩れると、頭が真っ白になってしまっていたんです。

しかし、MBTIを通して自分の「柔軟な発想が得意(Pタイプ傾向)」だけど「不確実な状況が苦手」という性格特徴を自覚してからは、考え方を180度変えました。あえて「完璧な計画」を立てるのをやめ、スケジュールに「何もしない時間」や「想定外のことに対処する時間」という余白を設けるようにしたのです。

その結果、予期せぬトラブルが起きても「よし、ここであのアイデアを試してみよう!」と、むしろ楽しめるように。仕事のパフォーマンスも劇的に上がりました。これは、MBTIが自分の強みと弱みを理解し、攻略法を見つけるきっかけをくれた、私にとっての大きな成功体験です。

STEP

まず「自分のトリセツ」を作ってみる

まずは自己理解から。自分のタイプ特徴を参考に、「私がご機嫌になるのは、こんな時」「私がストレスを感じるのは、こんな時」「私の強みはこれ!」といった、「自分の取扱説明書」を書き出してみましょう。

客観的に自分を見つめることで、今まで気づかなかった新たな一面を発見できるはずです。

STEP

「相手の言語」に翻訳して伝えてみる

次に、あなたの周りの大切な人(パートナー、友人、同僚など)のタイプを想像してみましょう。

そして、何かを伝えたいとき、相手のタイプ理解しやすい「言語」に翻訳してあげるのです。

例えば、Tタイプのパートナーに感謝を伝えるなら、「いつもありがとう」という言葉に加えて、「あなたが〇〇してくれたおかげで、すごく助かった」と具体的な事実を添える。

Nタイプの上司に企画を提案するなら、細かい手順の前に、まず「この企画で会社はこう変わります!」という未来のビジョンを語る。

このひと工夫が、驚くほど人間関係を円滑にします。

STEP

「自分と違う」=「面白い!」と捉えてみる

最後のステップが、最も大切かもしれません。それは、コミュニケーションの中で感じる違和感すれ違いを、「ストレス」ではなく「面白い!」という好奇心で捉え直してみることです。

SNSで流行っているMBTIミーム(ネタ画像)を見ていても思うのですが、同じ「内向的」でも、人付き合いが「苦手」なタイプと、あえて「しない」ことを選んでいるタイプがいるんですよね。

この微妙な違いを理解すると、相手の行動が全く違って見えてきます。

「なるほど、そういう考え方があるのか!」と、人間観察がどんどん楽しくなってきますよ。ぜひ、違いを面白がってみてください。


MBTI相性診断のよくある質問(FAQ)

最後に、MBTIや相性について、よくいただく質問にお答えします。

MBTI診断はどこでできますか?おすすめはありますか?

Web上には多くの無料診断サイトがありますが、最も有名なのは「16Personalities」です。

質問数が多く、詳しい解説も読めるので、初めての方にはおすすめです。

ただし、これはあくまで簡易版であり、公式なMBTIとは異なるという点も知っておくと良いでしょう。

より正確な診断を受けたい方は、日本MBTI協会が認定した専門家によるセッションを受けるという選択肢もあります。

相性が悪いタイプとは、もう仲良くできないのでしょうか?

そんなことは全くありません!この記事でもお伝えした通り、相性はあくまで「傾向」です。

相性が悪いとされる関係は、「お互いの違いを乗り越えれば、最も深い理解者になれる」可能性を秘めています。

「私たちは相性が悪いから」と諦めるのではなく、「違いを理解し合うチャンスだね」と、前向きなコミュニケーションのきっかけにしてみてください。

診断結果が毎回変わるのですが、どれが本当の自分ですか?

よくある質問ですね。診断結果が変わる原因はいくつか考えられます。

その日の気分や、置かれている状況(仕事モードかプライベートかなど)によって回答が変わることがあります。

また、年齢や経験を重ねることで、性格が成熟し、以前は使っていなかった心の機能が発達してくることもあります。

もし結果が毎回変わるなら、それはあなたが柔軟で、多様な側面を持っている証拠かもしれません。

いくつかの結果を見比べて、一番「しっくりくる」と感じるものを、今の自分として捉えてみるのが良いでしょう。

相手のタイプを勝手に決めつけるのは失礼になりませんか?

はい、その通りです。これは非常に重要な注意点です。

MBTIは自己理解のツールであり、他人を判断するためのレッテルではありません。

「あの人は〇〇タイプだから、きっとこうに違いない」と決めつけるのは、相手への理解を妨げるだけでなく、とても失礼な行為です。

あくまで「あの人は〇〇タイプかもしれないから、こういう伝え方を試してみようかな?」というように、より良いコミュニケーションのための「仮説」として、思いやりを持って活用することが大切です。


まとめ:MBTIは人間関係を豊かにする「コンパス」

今回は、MBTIの16タイプ性格相性について、網羅的に解説してきました。

たくさんの情報がありましたが、一番伝えたいのは「MBTIは、あなたと相手を縛るための檻ではなく、未知の世界を旅するためのコンパスである」ということです。

自分と違う性格の人がいるからこそ、世界は彩り豊かで面白い。相性の違いを知ることは、相手を遠ざけるためではなく、相手に近づくための「橋」を架ける作業です。

このコンパスを上手に使って、あなたの人間関係という冒険をもっと楽しんでみませんか?

最後に、明日からすぐに試せるアクションリストをまとめました。ぜひ一つでも試してみてくださいね。

明日からできる!MBTI活用アクションチェックリスト

チェック項目具体的なアクション
[ ] 自分のトリセツ作り自分のタイプの特徴(強み・弱み)を3つ書き出してみる。
[ ] 他者理解の第一歩苦手だと感じているあの人のタイプを予想し、その人の「良いところ」を1つ見つけてみる。
[ ] コミュニケーションの工夫パートナーや同僚に何かを頼むとき、「相手のタイプなら、どう言われたら嬉しいかな?」と一度考えてから話してみる。

この記事が、あなたの「暮らしの処方箋」となれば幸いです。

参考文献・関連リンク

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