こんにちは、「暮らしの処方箋」管理人です。
在宅ワークやおうち時間が増えて、骨伝導イヤホンのShokzを愛用している方も多いのではないでしょうか。
私もその一人で、PCでのオンライン会議から、家事をしながらの音楽鑑賞まで、毎日大活躍してくれています。
ただ、とっても便利なShokzですが、「新しいスマホに機種変更したら接続できなくなった!」「会社のPCと個人のスマホ、2台同時に使いたいのにうまくいかない…」そんな風に、ペアリングで困ってしまった経験はありませんか?。
結論:Shokzのペアリングができない、2台目に接続したいという悩みは、正しい手順とリセット方法を知るだけで解決できます。
この記事では、よくある失敗例とその対処法を、私の実際の体験に基づいて丁寧に解説しますので、もう接続で迷うことはありません。
- ペアリングできない時の原因別の具体的な対処法
- PCとスマホなど2台同時接続(マルチポイント)の簡単な設定手順
- スマホの機種変更時に失敗しないペアリングの引き継ぎ方法
【結論】Shokzのペアリングに困ったら、まず「リセット」を試そう
ペアリングがうまくいかない時、あれこれ設定をいじる前に、まず試してほしいのがイヤホン本体のリセットです。
これは、多くの接続トラブルを一気に解決してくれる、いわば「最終手段」であり「最初の手段」でもあります。
このセクションでは、なぜリセットが有効なのか、そしてどんな時に試すべきなのかを解説しますね。
なぜリセットが有効なの?イヤホンに残った古い接続情報を消去
ShokzのようなBluetoothイヤホンは、一度接続したデバイス(スマホやPC)の情報を内部に記憶しています。
これは、普段使う時に素早く自動で再接続してくれる便利な機能です。
しかし、新しいスマホに機種変更したり、複数のデバイスに接続しようとしたりすると、この「過去の記憶」が邪魔をしてしまうことがあるんです。
イヤホン側が「前に接続したあのスマホはどこ?」「どのデバイスに繋がればいいの?」と混乱してしまうイメージですね。
リセットを行うと、この記憶されていたペアリング情報がすべて消去され、工場出荷時のまっさらな状態に戻ります。
これにより、イヤホンの混乱がなくなり、新しいデバイスとの接続を素直に受け入れてくれるようになるのです。
こんな時はリセット!試すべき3つのタイミング
具体的に、どんな時にリセットを試すべきか、3つの代表的なケースをご紹介します。
心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
- 新品なのにペアリングできない
- まれに、製造過程のテストデータなどが残っている場合があります。
初めて使うのにうまくいかない時は、一度リセットしてみましょう。
- まれに、製造過程のテストデータなどが残っている場合があります。
- 機種変更したら接続できなくなった
- これが最も多いケースかもしれません。
イヤホンは以前のスマホを探し続けてしまうため、新しいスマホを認識できないことがあります。
- これが最も多いケースかもしれません。
- 2台目のデバイスが認識されない
- 1台目は問題なく接続できたのに、2台目を追加しようとするとうまくいかない時。
これも、内部の接続情報が整理できていないことが原因かもしれません。
- 1台目は問題なく接続できたのに、2台目を追加しようとするとうまくいかない時。
【注意】リセットすると全てのペアリング情報が消えます
リセットは非常に強力な解決策ですが、一つだけ注意点があります。
それは、これまで接続したことのある全てのデバイス情報が消えるということです。
例えば、普段使っているスマホとPCの両方をリセットで消去した場合、両方のデバイスで最初からペアリング作業をやり直す必要があります。
とはいえ、ペアリング作業自体は難しくないので、接続で悩む時間を考えれば、一度リセットしてしまった方がずっと早く解決できますよ。
具体的なリセット方法は、お使いのモデルによってボタンの位置などが少し異なりますが、基本的には電源オフの状態から、音量プラスボタン(多くのモデルで電源ボタンを兼ねています)を長押しすることで実行できます。
【基本のペアリング】初めての接続と基本的な操作方法
それでは、ここから具体的なペアリングの手順を見ていきましょう。
初めてShokzを使う方はもちろん、一度リセットした後の再設定でも同じ手順になります。
一度覚えてしまえばとても簡単なので、一緒にゆっくり進めていきましょう。
このセクションでは、基本的な1台のデバイスとの接続方法を解説します。
STEP1: Shokzイヤホンの電源をオフにする
まず、基本中の基本ですが、ペアリングを始める前には必ずShokzイヤホンの電源が完全にオフになっていることを確認してください。
音楽を聴いていた後など、電源が入ったままだとペアリングモードに正しく移行できません。
電源ボタンを数秒間長押しすると、「Power Off」という音声ガイダンスが流れ、LEDランプが消灯します。
これで電源がオフになった状態です。
STEP2: ペアリングモードを起動する(LEDが赤青点滅)
ここが最も重要なステップです。
電源がオフの状態から、音量プラスボタン(電源ボタン)を約5〜7秒間、長押しし続けてください。
まず「Power On」という音声ガイダンスが聞こえてきますが、ここで指を離さずに、押し続けるのがポイントです。
そのまま押し続けると、少ししてから「Pairing」という音声ガイダンスが流れ、LEDランプが赤と青で交互に点滅を始めます。
この状態が、Shokzが新しい接続先を探している「ペアリングモード」です。
多くの方が、最初の「Power On」で指を離してしまい、「ペアリングモードにならない」と悩んでしまうので、ぜひ覚えておいてくださいね。
STEP3: 接続したいデバイス(スマホ/PC)のBluetooth設定を開く
Shokzがペアリングモードになったら、次は接続したいデバイス側の操作です。
お使いのスマートフォン(iPhone/Android)やパソコンの「設定」メニューから「Bluetooth」の項目を開きます。
すると、デバイスが周辺にある接続可能なBluetooth機器を探し始めます。
しばらく待っていると、「検出されたデバイス」や「その他のデバイス」といった一覧の中に、お使いのShokzのモデル名(例:「OpenRun Pro by Shokz」)が表示されるはずです。
STEP4: デバイス一覧からお使いのShokzモデルを選択
デバイスの一覧にShokzのモデル名が表示されたら、それをタップまたはクリックして選択します。
すると、デバイスとイヤホンの間で接続のやり取りが始まります。
数秒待つと、デバイスの画面上で「接続済み」や「Connected」といった表示に変わります。
「接続済み」の表示と音声ガイダンスを確認すれば完了!
デバイス画面の表示が変わると同時に、Shokzのイヤホンからも「Connected」という音声ガイダンスが聞こえてきます。
LEDランプの赤青点滅も止まり、青いランプが一定間隔で点滅する状態に変わります。
ここまで確認できれば、ペアリングは無事に完了です。
これで音楽を聴いたり、通話したりできるようになります。
お疲れ様でした!。
【実践編】PCとスマホの2台同時接続!マルチポイントペアリング徹底活用術
さて、基本のペアリングができるようになったら、次はいよいよShokzの真骨頂ともいえるマルチポイントペアリングに挑戦してみましょう。
「マルチポイント」と聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、これはPCとスマホといった2台のデバイスに同時に接続しておける、本当に便利な機能なんです。
私も在宅ワークでこの機能には毎日助けられています。
このセクションでは、その設定方法と活用術を、私の体験談も交えながら詳しくご紹介しますね。
マルチポイントペアリングで何が便利になるの?
マルチポイントペアリングを設定すると、例えばこんなことができるようになります。
- 会社のPCでオンライン会議をしながら、個人のスマホにかかってきた電話に出る。
- タブレットで動画を観ている最中に、PCの通知音を聞き逃さない。
- プライベートのスマホで音楽を聴きながら、仕事用のスマホからの着信を待つ。
いちいちBluetoothの接続を切り替える手間がなく、音声が再生された方のデバイスに自動でイヤホンが繋がってくれるんです。
まさに、デジタルデバイスに囲まれて働く私たちにとって、救世主のような機能ですよね。
【簡単4ステップ】マルチポイントペアリングの設定手順
それでは、具体的な設定手順を4つのステップで見ていきましょう。
すでに1台目のデバイス(例えばスマホ)とのペアリングが完了している状態からスタートします。
- 一度ペアリングモードを起動する
- まず、基本のペアリングと同じ手順で、イヤホンの電源をオフにした状態から音量プラスボタンを長押しし、「Pairing」の音声と共にLEDを赤青点滅させます。
- マルチポイントモードを有効にする
- ペアリングモード中に、マルチファンクションボタンと音量プラスボタンを同時に2〜3秒長押しします。
すると「Multipoint Enabled」という音声ガイダンスが聞こえます。
これで、イヤホンが2台のデバイスを受け入れる準備ができました。
- ペアリングモード中に、マルチファンクションボタンと音量プラスボタンを同時に2〜3秒長押しします。
- 2台目のデバイスとペアリングする
- 1台目のデバイスのBluetoothを一時的にオフにします。
そして、2台目のデバイス(例えばPC)のBluetooth設定画面を開き、一覧からShokzを選択してペアリングを完了させます。
イヤホンから「Connected」と聞こえれば成功です。
- 1台目のデバイスのBluetoothを一時的にオフにします。
- 1台目のデバイスを再接続する
- 最後に、イヤホンの電源を一度オフにし、再度オンにします。
すると、先ほど接続した2台目のデバイスに自動で再接続されます。
その後、一時的にBluetoothをオフにしていた1台目のデバイスのBluetoothをオンにし、接続済みデバイスの一覧からShokzを手動で選択して接続します。
- 最後に、イヤホンの電源を一度オフにし、再度オンにします。
これで、2台のデバイスが同時に「接続済み」の状態になっているはずです。
お使いのモデルによっては手順が若干異なる場合があるので、もしうまくいかない場合は公式サイトも確認してみてくださいね。
1台目(PC)の接続と2台目(スマホ)の再ペアリングモード
先ほどの手順は、すでにスマホに接続済みの状態からPCを追加する流れでしたが、逆のパターンももちろん可能です。
最初にPCとペアリングし、その後にマルチポイントモードを有効にして、2台目のスマホとペアリングするという流れですね。
どちらを先に接続しても機能は変わりませんので、ご自身の使いやすい方で試してみてください。
ポイントは、「マルチポイントモードを有効にする」操作を忘れないことと、2台目をペアリングする際に、1台目の干渉を避けるために一時的にBluetoothをオフにすることです。
接続の優先順位とスムーズな音声の切り替え方
2台のデバイスに接続している時、どちらの音が優先されるのでしょうか?。
基本的には、後から音声の再生が始まった方に自動で切り替わります。
例えば、PCで音楽を聴いている最中にスマホで電話がかかってくると、音楽は自動で一時停止し、イヤホンは電話の音声に切り替わります。
そして、電話が終わると、また自動でPCの音楽再生に戻ります(再生ボタンを押す必要がある場合もあります)。
この切り替えは本当にスムーズで、一度体験すると手放せなくなりますよ。
私が実践しているPC会議とスマホ電話のシームレスな切り替え術
私自身、このマルチポイント機能に助けられた経験が何度もあります。
特に印象的だったのが、ある日の在宅ワーク中の出来事です。
PCで大事なクライアントとのオンライン会議に参加していたのですが、その最中に子供が通う小学校から私のスマホに着信があったんです。
普段なら「会議中だから出られない…」と諦めるか、慌ててPCの音声をミュートにして、イヤホンを外してスマホで電話に出る…なんてことをしていたと思います。
でも、その時はマルチポイント設定済みでした。
スマホの着信音がイヤホンから聞こえたので、落ち着いてPCのマイクをミュートにし、イヤホンのマルチファンクションボタンを押すだけで、PCの会議音声からスマホの通話にスムーズに切り替えることができたんです。
「どうされましたか?」とすぐに応対でき、幸い緊急の用件ではなかったのですが、もしもの時にすぐ対応できるという安心感は、仕事と家庭を両立する上で本当に大きいなと実感しました。
会議の相手に迷惑をかけることもなく、重要な連絡を逃すこともない。
この体験を通じて、Shokzはただのイヤホンではなく、私の生活を支えてくれる大切なパートナーだと感じるようになりました。
【機種変更でも安心】古いスマホから新しいスマホへShokzの接続を切り替える手順
新しいスマートフォンに買い替えた時って、ワクワクしますよね。
でも、いざ使い始めようとしたら、今まで使っていたお気に入りのShokzがうまく接続できない…。
そんな経験はありませんか?。
実はこれ、「機種変更あるある」なんです。
このセクションでは、古いスマホから新しいスマホへ、スムーズにShokzの接続を引き継ぐための、失敗しない手順を解説します。
機種変更でペアリングが必要な理由
なぜ、機種変更をすると再ペアリングが必要になるのでしょうか。
それは、前のセクションでも少し触れたように、Shokzイヤホンが「以前接続していた古いスマホ」のことを健気に記憶しているからです。
電源を入れるたびに、イヤホンはまず記憶している古いスマホを探しに行きます。
そのため、すぐ隣に新しいスマホがあっても、なかなか気づいてくれない、という状況が起きてしまうのです。
だからこそ、機種変更の際には、「もう前のスマホとは繋がらなくていいんだよ。これからはこの新しいスマホと繋がってね」と、イヤホンに教えてあげる作業が必要になります。
STEP1: 古いスマホのBluetooth設定からShokzを「削除」または「登録解除」
まず、これから使わなくなる古いスマートフォンで、最後の操作を行います。
Bluetoothの設定画面を開き、接続済みデバイスの一覧からお使いのShokzモデル名を見つけてください。
その横にある設定アイコン(歯車や「i」マークなど)をタップし、「このデバイスの登録を解除」や「削除」、「切断」といった項目を選択します。
これは、古いスマホ側から、Shokzとのペアリング情報を完全に消去するための大切なステップです。
この作業を忘れてしまうと、後々のトラブルの原因になりやすいので、必ず行ってくださいね。
もし、すでにした取りに出してしまったりして古いスマホが手元にない場合は、このステップは飛ばしても大丈夫ですが、その場合は次の「リセット」がより重要になります。
STEP2: Shokz本体をリセットして接続情報を初期化する
次に、Shokzイヤホン本体に残っている、古いスマホの記憶を消去します。
ここで登場するのが、最初のセクションでご紹介した「リセット」です。
電源がオフの状態で、音量プラスボタン(電源ボタン)を長押しし続けて、イヤホンを工場出荷時の状態に戻しましょう。
これにより、イヤホンは古いスマホのことをすっかり忘れ、新しい出会いに向けて準備が整った状態になります。
機種変更の際は、このリセット作業が成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
STEP3: 新しいスマホで改めてペアリングを行う
ここまで来れば、あとはもう簡単です。
リセットされてまっさらな状態になったShokzイヤホンと、新しいスマートフォンで、全く新しいペアリングを行います。
手順は「【基本のペアリング】」のセクションで解説した通りです。
- Shokzの電源がオフであることを確認。
- 音量プラスボタンを長押しして「Pairing」の音声を聞き、LEDを赤青点滅させる。
- 新しいスマホのBluetooth設定画面を開き、Shokzを選択する。
- 「Connected」の音声を確認して、完了。
これで、これからは新しいスマホの電源を入れるたびに、Shokzが自動で接続してくれるようになります。
私が機種変更で陥った「接続できない」落とし穴
かくいう私も、初めてスマホを機種変更した時にこの「落とし穴」にハマってしまった一人です。
新しいスマホが届いて、嬉しくてすぐにでもShokzで音楽を聴こうとしたのですが、何度Bluetooth設定画面を更新しても、Shokzの名前が出てこないんです。
「え、なんで?故障しちゃったのかな…」と、すごく焦りました。
イヤホンの電源を何度もオン・オフしたり、スマホを再起動したり、思いつく限りのことを試したのですが、全くダメ。
半ば諦めかけていた時に、ふと「イヤホン側に古いスマホの情報が残っているのかも?」と思いつきました。
そこで初めて、古いスマホのBluetooth登録を解除し、さらにShokz本体をリセットしてみたんです。
すると、どうでしょう。
あれだけ頑なに表示されなかったShokzの名前が、新しいスマホの一覧にパッと表示されたんです!。
タップしたらすんなり「Connected」と繋がり、イヤホンから音楽が流れてきた時は、本当にホッとしました。
この経験から、デバイスの接続は「出口(古いデバイスの登録解除)」と「入口(新しいデバイスのペアリング)」だけでなく、「本体のリセット」という中間整理がいかに大切かを学びました。
皆さんには、私のような遠回りをしてほしくないなと思っています。
【トラブルシューティング】症状別!Shokzがペアリングできない原因と解決策
ここまでの手順を試しても、まだうまくいかない…。
そんな時のために、このセクションではより具体的な症状別に、考えられる原因と解決策をQ&A形式でまとめてみました。
ご自身の状況と照らし合わせながら、解決の糸口を探してみてくださいね。
LEDが赤青に点滅しない(ペアリングモードにならない)
考えられる原因:
- 電源ボタン(音量プラスボタン)を長押しする時間が足りない。
- イヤホンのバッテリー残量が不足している。
試すべき対処法:
- 長押しの時間を確認する:電源オフの状態から、「Power On」の音声が聞こえても、指を離さずに押し続けてください。
「Pairing」という音声が聞こえるまで、辛抱強く押し続けるのがコツです。 - 十分に充電する:ペアリング作業は意外と電力を消費します。
一度、付属のケーブルで1時間ほどしっかりと充電してから、再度試してみてください。
充電中はLEDが赤く点灯し、完了すると青く点灯します(モデルによる)。
デバイスのBluetooth一覧にShokzが表示されない
考えられる原因:
- Shokzが正しくペアリングモードになっていない。
- 他のデバイス(以前使っていたスマホなど)に自動的に接続されてしまっている。
- デバイス(スマホ/PC)側のBluetooth機能に一時的な不具合がある。
試すべき対処法:
- ShokzのLEDを確認する:イヤホンのLEDランプが、必ず赤と青の交互の点滅になっているか確認してください。
青い点滅だけの場合は、ペアリングモードではなく、ただ電源が入っているだけの状態です。 - 周囲のデバイスのBluetoothをオフにする:以前接続したことのある古いスマホや、家族のタブレットなどが近くにあると、そちらに自動接続されてしまうことがあります。
ペアリングしたいデバイス以外のBluetoothを一時的にオフにしてみましょう。 - デバイスを再起動する:スマートフォンやPCを一度再起動することで、Bluetooth機能がリフレッシュされ、正常にShokzを検出できるようになることがあります。
接続はされるが、すぐに切れてしまう
考えられる原因:
- Shokzとデバイスの距離が離れすぎている、または間に障害物がある。
- Shokzのバッテリー残量が非常に少なくなっている。
- 他の電子機器(電子レンジ、Wi-Fiルーターなど)からの電波干渉。
試すべき対処法:
- デバイスとの距離を近づける:Bluetoothの通信距離は通常約10mですが、壁などの障害物があると短くなります。
デバイスのすぐ近くで操作してみてください。 - イヤホンを充電する:バッテリーが切れかけていると、接続が不安定になることがあります。
「Charge Me」という音声ガイダンスが聞こえたら、充電のサインです。 - 場所を変えてみる:Wi-Fiルーターや電子レンジ、他のBluetooth機器がたくさんある場所では、電波が混線することがあります。
少し場所を移動して、再度接続を試してみてください。
PC(Windows/Mac)との接続がうまくいかない
考えられる原因:
- PCのBluetoothドライバーが古い、または不具合がある。
- PCの音声出力設定が正しくない。
試すべき対処法:
- ドライバーを更新する(Windows):「デバイスマネージャー」を開き、「Bluetooth」の項目からお使いのBluetoothアダプターのドライバーを更新してみてください。
- サウンド設定を確認する:接続はされているのに音が出ない場合、PCの音声出力先が「Shokz」に設定されているか確認しましょう。
Windowsならタスクバーのスピーカーアイコンから、Macなら「システム環境設定」の「サウンド」から設定できます。
音は聞こえるが、マイクが認識されない
考えられる原因:
- PCやアプリ(Zoom、Teamsなど)のマイク入力設定が正しくない。
試すべき対処法:
- PCのマイク設定を確認する:サウンド設定で、出力だけでなく「入力」デバイスも「Shokz」に設定されているか確認します。
- アプリのマイク設定を確認する:ZoomやTeamsなどのWeb会議アプリでは、アプリ内のオーディオ設定でマイクとして「Shokz」が選択されているか個別に確認する必要があります。
▼トラブルシューティング早見表
| 症状 | 考えられる原因 | 試すべき対処法 |
|---|---|---|
| ペアリングモードにならない | ボタン長押し不足 / 充電不足 | 「Pairing」音声まで長押し / 事前に充電 |
| デバイス一覧に表示されない | ペアリングモード不備 / 他デバイスへの自動接続 | LED赤青点滅を確認 / 周囲のBTをオフ |
| すぐに接続が切れる | 距離・障害物 / 充電不足 / 電波干渉 | デバイスに近づける / 充電する / 場所を変える |
| PCで音が出ない | 音声出力設定ミス / ドライバー不具合 | PCのサウンド設定でShokzを選択 / ドライバー更新 |
| PCでマイクが使えない | マイク入力設定ミス / アプリ設定ミス | PC・アプリ両方のマイク設定でShokzを選択 |
もっと便利に!Shokz公式アプリでできること
実は、Shokzには専用のスマートフォンアプリがあるのをご存知でしたか?。
このアプリを使うと、これまで手動で行ってきた設定の一部が簡単になったり、イヤホンのカスタマイズができたりと、Shokzをさらに便利に使いこなすことができるんです。
競合の製品と比較しても、このアプリの存在はShokzの大きな魅力の一つだと感じています。
ここでは、その公式アプリでどんなことができるのかをご紹介しますね。
Shokzアプリのダウンロードと初期設定
まずは、お使いのスマートフォンのアプリストア(iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Play)で「Shokz」と検索して、公式アプリをダウンロードしましょう。
インストール後、アプリを開くと、Bluetoothでイヤホンと接続するように案内されます。
すでにスマホとイヤホンのペアリングが完了していれば、アプリが自動で認識してくれるはずです。
これで初期設定は完了。
とても簡単ですよね。
2台のデバイス接続状況をアプリで可視化・管理
このアプリの最大のメリットが、マルチポイントペアリングの管理です。
アプリのホーム画面を開くと、現在イヤホンに接続されているデバイスの名前が2台分表示されます。
「どのデバイスに繋がっているか」が一目でわかるので、とても安心感があります。
さらに、この画面から接続するデバイスを切り替えたり、新しいデバイスとのペアリングを促す操作をしたりすることも可能です。
手動でのボタン操作が苦手な方でも、アプリを使えば視覚的にマルチポイント接続を管理できますよ。
イコライザー調整や言語変更など便利な機能
アプリでは、ほかにも様々なカスタマイズが可能です。
- イコライザー設定:
- 「スタンダードモード」と、低音が強調される「ボーカルモード」など、聴くコンテンツに合わせて音質を切り替えることができます。
- 言語設定:
- 「Power On」や「Connected」といった音声ガイダンスの言語を、日本語や英語などに変更できます。
- ファームウェアアップデート:
- イヤホン本体のソフトウェアを最新の状態にアップデートできます。
これにより、接続の安定性が向上したり、新しい機能が追加されたりすることがあります。
トラブルシューティングの一環として、アップデートを確認するのも良い方法です。
- イヤホン本体のソフトウェアを最新の状態にアップデートできます。
このように、アプリを一つ入れておくだけで、あなたのShokzがより一層パーソナルで使いやすいデバイスに進化します。
ぜひ一度、試してみてください。
Shokzペアリングに関するよくある質問(FAQ)
最後に、この記事のまとめとして、ペアリングに関してよく寄せられる細かい質問とその回答をいくつかご紹介します。
ペアリングできる台数は最大何台までですか?
Shokzイヤホンが内部に記憶(ペアリング情報を保持)できるのは、最大8台までのデバイスです。
ただし、同時に接続して音声を切り替えられるのは、マルチポイント機能を使った最大2台までとなります。
9台目の新しいデバイスをペアリングすると、最も古いペアリング情報が自動的に上書きされて消去されます。
OpenRunとOpenRun Proでペアリング方法に違いはありますか?
基本的なペアリング方法(電源オフから音量プラスボタンを長押し)や、マルチポイント接続の有効化方法(ペアリングモード中にマルチファンクションボタンと音量プラスボタンを長押し)は、OpenRunシリーズやOpenFitなど、現行のほとんどのモデルで共通です。
ボタンの形状や位置が若干異なる場合はありますが、操作の概念は同じなので、この記事で紹介した手順を応用していただけます。
iPadやタブレットとの接続方法はスマホと同じですか?
はい、全く同じ手順で接続できます。
iPadやAndroidタブレットも、スマートフォンと同様に「設定」から「Bluetooth」を開き、ペアリングモードになっているShokzを選択すれば接続が完了します。
PCとiPad、スマホとタブレット、といった組み合わせでのマルチポイント接続ももちろん可能ですので、ぜひ活用してみてください。
まとめ:正しい手順でShokzを使いこなし、快適なデジタルライフを!
今回は、Shokzのペアリングに関するお悩みを解決するために、基本的な接続方法から、機種変更や2台同時接続、そしてトラブルシューティングまで、網羅的に解説してきました。
たくさんの情報がありましたが、最後に大切なポイントをチェックリストにまとめましたので、ぜひご活用ください。
- ペアリングできない時は、まずイヤホン本体のリセットを試したか?
- 2台目接続(マルチポイント)は、「Multipoint Enabled」の音声を確認してから設定したか?
- 機種変更の際は、古い端末のBluetooth登録を解除したか?
- ペアリングモードにする時、LEDランプが赤と青の交互の点滅になっているか確認したか?
Shokzのイヤホンは、私たちの生活を本当に豊かで便利にしてくれる素晴らしいパートナーです。
接続でつまずいてしまうのは、本当にもったいないこと。
この記事が、あなたの「困った」を解決し、Shokzとの快適な毎日を取り戻すための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
もし、この記事で解説した手順をすべて試しても問題が解決しない場合は、イヤホン本体の不具合の可能性も考えられます。
その際は、無理せず公式サイトのサポート情報をご確認くださいね。
